中国・上海市で体操競技選手の育成・強化を行い、ナショナルチームへの選手養成を手がけている「上海市体操運動センター」の選手・指導者22名が10月5日(金)〜12日(金)の日程で訪日し、本学体操競技部との合同練習をはじめとする研修活動を行いました。
これは本学が同センターからの求めに応じ、体操競技を通じた国際交流と技術力の向上を目的に実現したものです。
一行は、 第3体育館などの本学施設を使用しての練習に加え、藤原敏行准教授によるスポーツバイオメカニクスに基づいたセミナーなども受講。本学で独自開発されている測定評価システムにも関心を寄せながら、理論に基づいたより実践的な技術についても、活発なディスカッションが行われました。
歓迎会では本学の学生と交流を深め、その他、地域のだんじり祭り見学といった文化体験も行って、8日間の日本での滞在を満喫しました。
今回の訪日チームを率いた、同センターの叶(イエ)センター長は、「大阪体育大学には、藤原先生のような、コーチングとスポーツ科学研究の両面から体操競技に取り組まれている方がいるということに大変刺激を受けました。今や中国と日本は、世界の体操界を牽引する存在になっています。今後も交流を深め、切磋琢磨する関係でありたいと思っています」と語り、今回の来学の成果と感想を述べました。
また藤原准教授は「本学の選手にとってスポーツを通じたこのような国際交流は、レベルの高い他国の選手から技術的な情報や精神的な刺激を得る良い機会となるだけでなく、学生選手の全人的な成長と卒業後も含めた彼らの人生の可能性を広げるという意味でも、有益であると思います。今後も海外選手の来学の機会は作っていきたいですし、本学からも海外に研修に行くようなことも企画していきたいです」と、今後を展望していました。
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