1月26日(日)、和歌山県立橋本体育館サブアリーナにおいて「県民パラスクール in HASHIMOTO」が開催され、本学よりアダプテッド・スポーツが専門の曽根裕二准教授(教育学部)をはじめ、曽根ゼミ、アダプテッド・スポーツ同好会を中心とした学生も運営をサポートしました。
このイベントは、和歌山県教育庁生涯学習局スポーツ課が主催し、2020年の東京パラリンピックに向け、障害者スポーツに対する県民の関心を高めると共に、パラリンピック教育やその普及・啓発を図ることを目的とし、和歌山県在住の小学生以上の方を対象に開催されました。
まずは、陳洋明講師(教育学部)が考案した、音楽に合わせて体を楽しく動かす「ジンギスカン体操」をウォーミングアップとして行ないました。
2部構成の前半は、「車いすダンス」「車いすバスケットボール」「ボッチャ」の3競技に分かれ、それぞれの体験会を実施いたしました。
参加者は、初めての競技に戸惑を見せていましたが、学生によるお手本やアドバイスもあって、思い通りに車いすを操ったり、ボッチャのボールを狙った場所にコントロールしたりと、時間が経つにつれて上達していました。
そして、車いすダンスのグループは、前半の最後にパフォーマンスを披露。本学の卒業生でもある前山友美さん(47期生)によるレッスンを受け、見事なダンスで会場を沸かせました。
後半では、前半の競技を入れ替え、新しい競技を体験しました。
ただし、前半で学んだ内容を参加者自らがコーチ役となり、車いすを操作する上でのポイントなどを参加者同士でレクチャーし合います。また、ボッチャでは審判を務める場面も見られました。
曽根准教授はこの狙いについて、「パラスクールが単なる体験会に留まらず、より一層パラスポーツに対する理解が深まるイベントにするため」と語り、パラスポーツの普及と振興に向けた取り組みの一環であると説明しました。
昨年に続き参加した方からは、「東京パラリンピック以降もぜひ継続してほしい」との感想をいただき、パラスポーツに対する関心が高まっている様子でした。
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