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2025.04.04

秋にAリーグ復活かけるラグビー部 伊原教授が指導しチームビルディングで新入生の一体感醸成

 「ヘラクレス軍団」として全国大学選手権ベスト4の経験もある大阪体育大学ラグビー部が秋の関西大学リーグでのA昇格を目指し、フィジカルアップを含めたチームの基礎作りに奮闘しています。3月末には新入生の一体感醸成を目的に、伊原久美子教授の指導で企業研修にも活用されるチームビルディングに取り組みました。

ASEで協力して課題を解決し喜ぶラグビー部新入生


 大体大ラグビー部は元マツダの長崎正巳監督が就任した昨年、低迷が続いたチームを立て直しましたが、12月のA・B入替戦でロスタイムに逆転負け。今年は7年ぶりの昇格を目指します。ラグビー場人工芝の全面張り替え工事のため、ボールを使った練習が減った分、キャンパスの階段や坂道を利用した下半身強化などに取り組みました。関西学院大学(2024年Aリーグ4位)とのファーストハーフだけの練習試合は0-14で敗れたが、長崎監督は「ディフェンス、セットプレーにはフィジカル強化の成果が出た」と話します。

 新入生は25人。日本航空石川のトンガ出身選手、大阪桐蔭、常翔学園など花園出場組の他、メンバーが15人そろわない高校から選抜されるU18合同チーム東西対抗戦の出場メンバーなど様々な選手が集まりました。ただ、毎年、新入生のバックボーンが違うため、最初はコミュニケーションが取りづらかったといい、昨年からチームビルディングを始めました。

 チームビルディングは、スポーツ科学部の伊原久美子教授(野外教育)が担当し、3月24日、貝塚市の大阪府立少年自然の家で野外型のASE(Action Socialization Experience)が実施されました。ASEは、1人では解決できない課題に対し、メンバー一人一人がそれぞれの能力を出し合い、協力しながらその課題を解決する活動です。

ラグビー部新入生と伊原久美子教授(左)


 ラグビー部員は、初めに、フィジカル面以外の「強いチームの条件」をグループで話し合いました。「目標が一つ」「応援されるチーム」「当たり前のことができる」などの意見が出ました。
 続いて、3グループに分かれ、いかにフラフープの輪をチームで早くくぐるか、木に張られた大きな網目状のひもに当たらずにどうくぐり抜けるかなどのアクティビティに取り組みました。

3グループに分かれ全員がフラフープをくぐるタイムを競う。どうしたら早くなるか意見を出し合い、トライ・アンド・エラーを繰り返す


メンバーに助けられ、木に張られたひもに体が触れずに網目をくぐる「クモの巣」というアクティビティ。それぞれ体格も違い、意見を出し合い最善の方法を編み出す


 ASEは日本代表、プロチームで強化に活用されているほか、企業の研修プログラムとしての利用も多いといいます。伊原教授は「ASEの特徴は体を使うこと。相手に自分の体を委ねたり支えたり、時に身体的なリスクを伴う点が、コミュニケーションの活性化、信頼関係の醸成、リーダーシップの発揮につながっている」と話します。
 伊原教授は他のクラブでもチームビルディングなどの指導にあたっています。スポーツ科学部の研究と知の蓄積がクラブの強化に活かされている点が、大阪体育大学の特徴です。

奥から手前に丸太を超える方法を探る


 長崎監督は「今年は昨年以上に新入生にまとまりがあり、チームビルディングには効果があると感じている」と話しています。
【広報室】

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