部活動で試合前に気持ちのスイッチを入れるため、髪形を調えるチームが増えているといいます。化粧品メーカーのマンダム(本社・大阪市)は「部活ヘアサロン」として、多くのチームに試合前に選手のヘアカットの場を提供しています。
髪型と部活動についてまとめた毎日新聞4月1日付け全国版夕刊社会面トップの記事で、大阪体育大学スポーツ科学部の手塚洋介教授(感情心理学)が髪型を調えることが競技成績の向上につながるのかどうかについて解説しています。
手塚教授は、髪形を整えることは「試合に前向きな感情の状態を作り上げる効果がある」とし、集団で髪形を整える効果について「選手を『戦う状態』に切り替えていくために、髪形を変えることをスイッチとして働かせている。自己暗示の働きを強め、より儀式的な効果として作用している」と分析しています。

手塚洋介教授
<毎日新聞記事>
BACK
社会貢献・附置施設
BACK