2028年ロサンゼルス五輪での巻き返しに向けてハンドボール男子の大学年代の選手を強化・育成するトレーニングキャンプが、3月4日、大阪体育大学で実施されました。日本代表のトニー・ジローナ監督が講師として、参加した関西地区の各大学の学生22名を指導しました。

大阪体育大学ハンドボール専用体育館で学生を指導するトニー・ジローナ男子日本代表監督
ハンドボール日本男子は2024年パリ五輪で36年ぶりの自力出場を果たしましたが、予選ラウンドは5戦全敗に終わりました。ロス五輪に向けて若手も含めた抜本的な強化が急務で、パリ五輪後に就任したジローナ監督は、今年1~2月の世界選手権では、大阪体育大学の荒瀬廉選手(体育学部4年、神戸国際大学附属)ら大学生3人を招集しました。

トレーニングキャンプは大学生年代の強化・育成・発掘を目的に全日本学生ハンドボール連盟が主催し、関東、関西、東海の3地区で開催されます。

大体大では、オフェンス面は数的優位の判断のトレーニング、 ディフェンス面では牽制とスイッチシステムの講習がメインで行われました。参加した学生たちは最初、緊張感があったものの、ジローナ監督の話を真剣な眼差しで聞きながら、求められる課題にチャレンジしていました。
大阪体育大学からは東藤大成(体育学部3年、香川中央)、下川陽向(同、大阪体育大学浪商)、竹下颯斗(体育学部2年、同)、橘光太郎(同、同)、青木悠一郎(同、光陵)、武田琉星(同、香川中央)、林田凌和(同、九州学院)、高尾勇羽(スポーツ科学1年、香川中央)の8選手が参加しました。

大体大・下川真良監督は「学生たちにとって代表監督から指導してもらえることは刺激になり、とてもいい経験になる。指導者にとってもありがたい講習会で私もしっかり学ばせてもらった。このような企画をもっと開催していただき、学生も指導者も学べる機会が増えることを願う」と話しています。
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