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2025.02.26

本学の「大学スポーツSDGs」を視察 台湾「スポーツ変革でCO2ゼロめざす研究プログラム」代表団

 温室効果ガス排出量実質ゼロ(ネットゼロ)社会実現のためのスポーツ変革に取り組む台湾の国家科学技術委員会(NSTC)メンバーら代表団が2月25日、大阪体育大学を訪れ、大体大が取り組む「大学スポーツSDGs」の現状について説明を受けました。
 台湾は「2050年ネットゼロ排出ロードマップ」を発表。NSTCはスポーツ分野での持続可能性を探求し、スポーツエコシステムを変革するためのロードマップ作製をめざしています。
 大阪体育大学は2024年、「大体大スポーツSDGs」ウェブサイトを開設しました。大体大藤本研究室の調査では、全国の大学ウェブサイトでSDGs専用ページがあるのは35%、17目標記載のスポーツSDGs関連活動の報告があるのは12%にとどまります。大体大ではサイトを通じ、スポーツSDGsに関する取り組みをニュースとして情報発信しているほか、各クラブが地元の小中学校と連携したスポーツ用具の再利用にも取り組んでいます。
 原田宗彦学長が会長を務めたアジアスポーツマネジメント学会を通じて、ネットゼロに取り組む研究者と親交が深かったことから、大体大での視察が実現しました。
 訪問したのは、NSTC職員、国立台湾大学、国立清華大学、国立台湾体育大学、国立成功大学、国立台湾師範大学の教授ら「スポーツ変革ネットゼロライフ」代表団14名。大体大のほか、大手スポーツメーカーなどを視察しました。

台湾研究プログラム「スポーツ移行ネットゼロライフ」の代表団の教授らと撮影

台湾研究プログラム「スポーツ移行ネットゼロライフ」の代表団の教授らと撮影


 視察では、最初に台湾側がプログラムの概要を説明。原田学長が大体大の紹介、研究活動の概要などを説明しました。
続いてスポーツ科学部の藤本淳也教授(スポーツマーケティング)が大体大が取り組む「大学スポーツSDGs」の現状について説明した。
 藤本教授は、大体大の取り組みとして、地域の中高齢の方の健康づくりに取り組む「体力若返り講座」、「子どもの体力向上推進プロジェクト」、環境保全の大切さを学ぶ野外活動実習や、ソフトバンク株式会社、ライフスポーツ財団と連携した活動などを紹介しました。
原田宗彦学長が本学の紹介、研究活動の概要などを説明

原田宗彦学長が本学の紹介、研究活動の概要などを説明


その後、質疑応答やディスカッションの時間が設けられ、台湾の代表団から大学スポーツSDGsについて、熱心に質問が寄せられ、藤本教授が答えました。
台湾の代表団から大学スポーツSDGsについて質問

台湾の代表団から大学スポーツSDGsについて質問


質問に答える藤本淳也教授

質問に答える藤本淳也教授


国立台湾師範大学の陳美燕(Mei-Yen Chen)教授からお土産が手渡された

国立台湾師範大学の陳美燕(Mei-Yen Chen)教授からお土産が手渡された


本学より大学グッズなどが手渡された

本学より大学グッズなどが手渡された


 最後にS&Cルーム、陸上競技場、サッカー場などの施設を見学しました。
陸上競技場を見学

陸上競技場を見学


サッカー場で見学

サッカー場で見学


学長応接室で記念撮影

学長応接室で記念撮影

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