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2025.02.17

車いすテニス世界ランク1位の上地選手が本学でトレーニング 「全英制しゴールデンスラムめざす」

 パリパラリンピック車いすテニス金メダルの上地結衣選手(30)=三井住友銀行=が、2月26日開幕の世界国別選手権アジア予選(スリランカ)に備え、大阪体育大学S&Cルームでトレーニングをすることになり、17日、原田宗彦学長らを訪問しました。

上地結衣さん(右から2人目)と菊池真也統括ディレクター、原田学長、梅林局長(左から)


 上地選手は兵庫県出身。11歳から車いすテニスをはじめ、パラリンピックは2012年ロンドン大会でシングルス、ダブルスともベスト8、16年リオデジャネイロ大会でシングルス銅メダル、2021年東京大会でシングルス銀メダル。2024年パリ大会ではシングルス、ダブルスとも金メダルを獲得しました。今年1月の全豪オープンで優勝し、世界ランキングは2位から1位に上り詰めました。
 上地さんは中学生のころ、大阪体育大学を訪れ、元テニス部監督の梅林薫スポーツ局長の指導を受けたといいます。上地選手らパラリンピック日本代表は、大体大スポーツ科学センターの菊池真也統括ディレクターからナショナルトレーニングセンターなどでサポートを受けていたことから、大体大で17、19日の2日間、トレーニングをすることになりました。
 原田学長らから今シーズンの目標を問われると、上地選手は「ウィンブルドン選手権優勝を狙う」と語りました。芝のウィンブルドンは車いすテニスで男女シングルスが始まったのは2016年と遅く、また、芝は車いすテニス選手にとって苦手なコートといいます。上地選手は4大大会でウィンブルドンだけタイトルがなく、今年勝てば、五輪も含めたゴールデンスラムを達成します。
 原田学長らから激励を受け、上地選手は「ぜひゴールデンスラムをめざしたい」と話していました。

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