第29回男子ハンドボール世界選手権に出場した荒瀬廉選手(体育学部4年、神戸国際大学附属)が2月7日(金)、神﨑浩副学長に男子日本代表「彗星JAPAN」としての活動を報告しました。
世界選手権は1月14日から2月2日までクロアチア、デンマーク、ノルウェーで開催され、日本は予選ラウンド、プレジデントカップなど7試合を戦い、2勝5敗で28位でした。
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神﨑浩副学長(右)に世界選手権出場を報告した
荒瀬選手は広島県出身。身長173㌢と小柄ですが、天性の変幻自在のプレーで相手守備を惑わし、フェイントで相手をかわしてシュートし、あるいはパスを回します。横から打つブラインドシュートも得意。「忍者」のようなプレースタイルが持ち味です。主将として昨年11月の全日本インカレ準優勝の原動力となりました。
2022年アジアジュニア選手権でベスト7に選ばれましたが、フル代表は初めて。世界選手権としては大阪体育大学の現役学生で初めて代表に選出されました。
世界選手権では、全試合でベンチ入りして出場し、プレジデントカップのキューバ戦で11本のシュートを放って7得点を挙げ、勝利(32ー23)に貢献。この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれました。
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学長特別表彰の表彰状を授与された
この日は、神﨑副学長から学長特別表彰の表彰状と記念品が渡されました。神﨑副学長から「本学学生として初めて世界選手権に出場したことは、本学として名誉なこと。世界選手権は貴重な経験になったことと思う」とねぎらいの言葉をかけられると、荒瀬選手は「U21でも感じたが、初のフル代表では、さらに世界の壁を感じました」と答えました。
その「壁」について、荒瀬選手は「まず体格が違う」としましたが、それ以上に痛感したのは「大きいだけではなく、技術、判断力のすごさ」だといいます。
優勝したデンマークなど世界選手権の4強を独占した欧州勢の強さの要因について、神﨑副学長から尋ねられると、荒瀬選手は国民の意識を挙げ、「ヨーロッパでは体育館は常に満員で、幼い子どもからお年寄りまで国民全員でハンドボールを応援しています。日本の野球人気に近いと思います」と話しました。
卒業後もプレーを続け、3年後のロサンゼルス五輪出場をめざします。「海外の選手の凄みを目の前で見ることができた。吸収できる点はすべて吸収して新しいスキルを見つけていきたい」と抱負を話しました。
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