第58回全日本学生ボディビル選手権大会が9月末に東京都で行われ、石本隼都さん(体育学部4年、日本航空高校石川出身)が男子フィジーク176㌢超級部門で優勝しました。石本さんらは15人で「大阪体育大学バーベルクラブ」を作り、S&Cルームでトレーニングに励んでいます。
石本さんは入学後、硬式野球部に入部しましたが、2年生の春、目にボールが当たるケガをして約1カ月入院。病院でのリハビリでトレーニングをするうちに筋トレに目覚め、昨年の関西学生選手権でも2位に入りました。
柔道でのけがをきっかけにボディビルを始めた山田航大さん(体育学部4年、科学技術高校出身)から誘われ、山田さんを中心にボディビルに興味のある学生に声をかけ、昨年秋、「大阪体育大学バーベルクラブ」を結成。現在は1~4年の男子学生15名が所属。毎週月曜、水曜にS&Cルームでトレーニングに励んでいます。
ボディビルは筋肉の大きさを競い、力強さや迫力が魅力ですが、フィジークは筋肉量だけでなく体の美しさやバランスを重視します。
10月の全日本インカレでは、土肥龍弥さん(体育学部3年、高陽東高校出身)もフィジーク同部門で2位、山田さんはボディビル部門で10位に入りました。団体でもフィジークで3位と健闘しました。
石本さんは「優勝できて素直にうれしい。バーベルクラブの仲間とは団体日本一をめざしていたので、後輩はぜひ来年、日本一を狙ってほしい」と話しています。卒業後は民間企業に就職し、個人でジムに通って競技を続ける予定です。
大阪体育大学では一定期間の活動実績を踏まえて、「同好会」、「部」と順に昇格します。石本さんは「最終的には、大阪体育大学ボディビル部として活動してほしい」と後輩に期待を寄せています。
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