2021年東京パラリンピックでボッチャ日本代表のコーチなどを務めた教育学部の曽根裕二准教授が、大阪市社会福祉研修・情報センターの情報誌「ウェルおおさか」2024年8月号で、アダプテッド・スポーツの魅力などを語っています。
曽根准教授は「アダプテッド・スポーツ」「特別支援教育における保健体育」が専門で、日本アダプテッド体育・スポーツ学会の理事・事務局長、日本パラリンピック委員会(JPC)医・科学・情報サポート推進事業のサポートスタッフ。本学ではアダプテッド・スポーツ部の監督を務めています。
曽根准教授はアダプテッド・スポーツとパラスポーツの違いについて、「パラスポーツは、パラリンピックなどで行われる、障がいのある人が取り組んでいるスポーツ。アダプテッド・スポーツは障がいの有無に関わらず、プレーヤーに合わせてルールを適応(アダプト)させるスポーツのことです」と説明しています。
アダプテッド・スポーツ部は2021年に同好会から昇格し、2022年、日本車椅子ハンドボール競技大会で優勝。部員は主に障がいのない学生で、教員、福祉関係、警察官、スポーツトレーナなどをめざしています。曽根准教授は「アダプテッド・スポーツを通じて、支援を必要とする方々に寄り添えるスタンスが身につけば」と語り、警察官になった卒業生が、言葉がうまく話せない障がいを持った方への対応を他の警察官が困っていた時に、さっと寄り添って対応できたエピソードなどを紹介しています。
また、部員の声として、教職をめざすうえで「児童や学生には何かしらの支援が必要な人もたくさんいます。そういった人との交流や車いすを使ったスポーツを体験する機会を持てることはとても貴重」などの意見が紹介されています。
アダプテッド・スポーツ部員の内田峻介さん(教育学部4年)は8月28日に開幕するパリパラリンピックのボッチャに日本代表主将として出場します。
「ウェルおおさか」8月号はパラスポーツを特集しており、パラリンピックに日本選手団監督・コーチとして計5回参加した本学・髙橋明客員教授へのインタビューも掲載されています。
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