オールを使ってボートを漕ぎ、直線コースで速さを競うスポーツ「ローイング(ボート)競技」。
今春、大阪体育大学ローイング同好会に強豪高校出身の1年男女3人が入り、クラブ員数が4人になりました。高校時代からの強者揃いで、大阪体育大学として3年ぶりに出場した4月の西日本選手権では、男子ダブルスカルで5位入賞の快挙を達成しました。
強豪大学チームが並み居る中、クラブ員数4人の同好会からトップをめざす。その心意気とローイング競技の魅力などを取材しました。
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〈吉川誠朗主将〉
——ローイング競技の面白さは?
他の競技にはない水上で行う競技というのが一番大きな特徴です。水との距離が近く、船とは違ってエンジンがついていないので、自分でボートを動かす。そこが爽快感・疾走感があって、楽しいところです。1人で乗るだけでなく、2人であったり、4人であったり、仲間と協力するところも醍醐味です。
——大学から始めてもトップをめざせる?
練習をしっかりして、高い目標で取り組めば可能だと思います。マイナー競技なので、そもそも競技人口が少ないこともあり、何か大会があっても参加人数が少なかったりするので、上位をねらえるという良さもあるのかなと思います。
——今後の目標は?
同好会なので、段階を踏んで部に昇格したいと思っています。まずはクラブ員集めを第一に、部に昇格したいというのが目標です。
〈熊田颯介副主将・松岡照英選手〉
——ローイング競技の面白さは?
熊田: ダブルスカルという2人乗りに取り組んでいます。練習中とかにぴったり息があって、一緒に揃うと一体感があり、風を切って漕いでいるところが気持ちいいですね。
松岡: とりあえず揃えることを意識して取り組んでいます。前に乗っていると、後ろがどんな感じなのか全く見えないのですが、風の感じとか、ボートが進む感覚で、今走っているなとか、ちゃんと漕いでくれているなとか、そういうのを感じます。ボートは個人競技に見えて、あわせないと進まないので、同じボートに乗るメンバーとはご飯も一緒に食べて、普段からクルー内での意識を統一させたりして。そういうことも考えながら取り組むのが結構楽しいです。
——今後の目標は?
熊田: とりあえずインカレなどに出て、大阪体育大学の名前を広めるのが目標です。
松岡: まだ同好会なので、部に昇格するのを第一にしながら、この4年間で全国大会に出場して、入賞・メダルを絶対獲りたいです。部で全国インカレのメダルを頑張って獲ろうと思います。
〈松田みなみ選手〉
——ローイング競技の面白さは?
チーム種目もあって、お互いに信頼しあいながら漕ぐというのが素晴らしいところです。同好会では女子1人ということもあって、1人で漕いでいるのも良いのですが、チームで一緒にボートに乗って一緒に戦いたいという気持ちがあります。
——今後の目標は?
インカレに出場することになったので、少しでも上の順位をめざして頑張りたいと思っています。
——将来の夢は?
将来は保健体育教員になって、ボートを多くの人に教えていきたいと思って、今ここでボートを続けています。多くの人にもっとボートの楽しさを知ってもらいたいです。
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