教職員のさらなる能力開発をめざす第1回FD(ファカルティ・デベロップメント)・SD(スタッフ・デベロップメント)研修会が6月25日、東京都立大学理系管理課長(学務課長兼務)の宮林常崇さんをお招きして開かれました。
テーマは「アカデミックハラスメント防止対策とケーススタディ」。本学の「全学FD委員会」、「ハラスメントの防止等専門委員会」とスポーツ局、学校法人浪商学園「組織風土改革プロジェクト」が共催しました。
宮林さんは、大学は多様な価値観を持つ人が集まり、また、閉鎖的な環境になりがちであることなどから、様々なハラスメントリスクが潜んでいるとして、大学組織の特徴を踏まえた日常的な予防方法について、解説しました。
加えて、学生とその家族、教職員、人事担当者や管理職などそれぞれの立場によってハラスメントに対する考え方は異なり、個人と組織の2つの視点で考える必要があるなどと指摘しました。
また、ハラスメントを防ぐための日々のチェックリストとして、「目的と手段を照らし合わせる」として、獲得すべき学修成果を踏まえた指導をしているか、「密室を防ぐ」として、録音されていると思って指導しているか、第三者に説明できる指導をしているか、「正常な判断・行動ができる状況を維持する」として、相手の話を聞くことができるか、自分の話を聞いてもらえるかなどを挙げました。
本学にとって、ハラスメントに関する理解を深める有意義な研修会となりました。
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2024.07.04
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