イタリアの女子プロサッカー選手2人が6月21日、本学を訪れ、教職員の歓迎を受けるとともに、サッカー部女子の学生たちと交流しました。
来学したのは、いずれもセリエAのUSサッスオーロ所属の女子プロサッカー選手で、イタリア代表のマリア・ルイサ・フィランゲリ選手とU-17・U-19の代表経験のあるヴァレリア・モンテルビアーノ選手の2人です。
2人の来学は、本学大学院博士前期課程1年の三橋眞奈さんの招きで実現しました。
三橋さんは、本学サッカー部女子出身で、在学中にミッドフィルダーとしてU-23やユニバーシアードの日本女子代表を経験しました。卒業後はマイナビベガルダ仙台レディース(現・マイナビ仙台レディース)に加入。2020年にイタリアに渡り、同年からUSサッスオーロ、2022年からインテル・ミラノでプレーしました。昨年現役を引退し、インテルアカデミー・ジャパンのコーチを経て、現在はU-18アイナック神戸レオンチーナのコーチとして後進の指導にあたるとともに、本学大学院博士前期課程で学んでいます。
招いた選手2人は、サッスオーロ所属時代の三橋さんのチームメイトです。
まず、三橋さんの大学院の指導教員であるスポーツ科学部の曽根純也教授らが、2人を出迎えました。
2人は学内のスポーツ施設を見学していて、「イタリアのスポーツの専門大学は規模が小さく、学外のスポーツ施設に移動してトレーニングに取り組むことがほとんど。学内施設が充実していて驚いている」と話しました。
続いて、2人はサッカー場のレクチャールームで、サッカー部女子の学生たちと交流しました。
学生たちは2人の紹介動画を鑑賞したあと、普段の練習やプロ選手になるために努力したことなどについて、熱心に2人に質問しました。
2人は「まず、サッカーを楽しむことが一番」とした上で、「自分のめざすところをしっかり見据え、頭を切り替えていってほしい。目標を設定すると、自分が何をすべきかが見つかるし、自分で考えるようになるはず」とアドバイスしていました。
また、三橋さんは、フィランゲリ選手が大学院で学んでいることを紹介し、「オンラインを活用するなどして、大学院で学んでいるセリエAの選手も多い」とプロスポーツと学業を両立させているイタリアのプロ選手の事情も紹介しました。
このあと、2人と三橋さんは学生たちとの記念撮影に応じました。
記念撮影のあとも、サッカー部女子の石居宜子監督やサッカー部男子の松尾元太監督らを交えて語らいが続き、楽しく有意義な交流のひとときを過ごしていました。
2人は「上の順位をめざして頑張ってもらいたい。応援しています」と、サッカー部女子にエールを送りました。
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