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2024.04.01

スポーツ科学部がスタートしました

 大阪体育大学スポーツ科学部が4月1日、スタートしました。開学以来59年の歴史を刻んだ体育学部を組織改革するかたちで誕生しました。
 スポーツ科学部はスポーツ教育、体育科教育、スポーツ心理・カウンセリング、スポーツマネジメント、アスレティックトレーニング、健康科学の6コースを備えます。この6分野すべてをカバーしている大学は全国でもまれです。専攻コースとは別の専門科目を履修できる全国でも珍しい「副専攻」も導入し、「スポーツ心理に詳しい保健体育科教員」など幅広い知見を備えた人材を養成します。
 大阪体育大学は、東京五輪翌年の1965年、東京五輪選手強化対策本部長・選手団長の大島鎌吉氏らを迎えて、西日本初の体育大学として開学。以後、日本を代表する「スポーツの総合大学」の一つとして数多くのアスリートや指導者、研究者、ビジネスパーソン、教員らを輩出しました。
 現在、社会がスポーツに対して期待する領域は拡大を続けています。また、これまで経験やカンに頼っていたスポーツの指導は大きく変化し、データベース、エビデンスベースに基づく分析力、課題解決能力、クリティカルシンキングなどが求められるようになりました。大阪体育大学は新たな時代の要請に対応するため、より科学的な視点で「スポーツを科学」し、より幅広く実践的にスポーツの学びを深めることができるスポーツ科学部をスタートさせました。
 大阪体育大学では、スポーツ科学部1年生、体育学部2~4年生、教育学部1~4年生が学びます。

 スポーツ科学部1期生は568人。1日は教育学部1年生の172人とともに、4教室に分かれてオリエンテーションに臨みました。高校とは大きく異なる履修方法について説明を受けたほか、飲酒・喫煙、違法薬物に関すること、SNS利用にあたっての人権や著作権への配慮などについて説明がありました。健康診断にも参加しました。
 田中鷲仁生さん(神戸第一高校出身)は「スポーツ科学部1期生として、大学で学んだことを陸上競技に活かしたい。自分は高校時代にケガが多かったので、アスレティックトレーニングコースでケガからのリカバリー方法を学びたい」と抱負を語っていました。

 2日は入学式に出席し、スポーツ科学部制は3日からオンラインでの授業がスタートします。教育学部生は8日からの授業開始です。

<三島隆章スポーツ科学部長 メッセージ


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