熊取キャンパスで3月4日(月)、能登半島地震の被災地で支援活動を行うクラブ生ら40人の出発式が行われました。
40人は7日まで、七尾市、志賀町で家財道具の搬出作業などに従事する予定です。本学は東日本大震災の被災地で復興支援活動「サンライズキャンプ」に12年間取り組んでおり、サンライズキャンプを経験した学生も参加します。
参加する学生は2、3年生を中心に硬式野球部、サッカー部、ラグビー部、アメリカンフットボール部、バスケットボール部、ライフセービング部、無所属など幅広く、社会貢献センター長の中山健教授(スポーツ社会学)、サンライズキャンプに第1回から関わる池島明子教授(レクリエーション)ら教職員4人が同行します。
羽咋市の「国立能登青少年交流の家」を拠点に5、6日は七尾市、7日は志賀町で災害ボランティア活動にあたります。
「サンライズキャンプ」は、東日本大震災が発生した2011年の10月から始め、福島県南相馬市のNPO法人と連携し、仮設住宅でのサロン活動、高齢者の体力を測定する「お元気度チェック」、子どもたちや地域の方とのスポーツ交流会など、その時々のニーズに合わせて内容を少しずつ変えながら、「体育大学だからこそできる」支援活動を継続し、2021年、南相馬市から感謝状をいただきました。2023年は8~9月に学生と教職員約20人が3泊4日で実施し、参加学生のうち3人が石川県での活動に参加します。
出発式では、大型バスの前で学生が整列し、中村龍一さん(体育学部4年、硬式野球部、京都府立鴨沂<おうき>高校出身)が原田宗彦学長、神﨑浩副学長に「被災地では自分たちができることに全力で取り組み、少しでも早く日常が戻り、被災地の方々が勇気と希望を持ってもらえるように活動します」とあいさつしました。原田学長は「皆さんは大阪体育大学の誇りです。東日本大震災の被災地でも、(復興支援を現在も継続している)本学は非常に期待され、支援の効果も上がっています。まだ、被災地では余震が警戒されているので、教員の指示に従い、皆さん自身も危険を察知して元気な姿で戻ってきてください。ボランティアの経験が皆さんの人生の大きな糧になることを祈っています」と学生を激励しました。
その後、派遣学生は中山教授の指示に従ってバスに乗り込み、被災地に向けて出発しました。
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