関西運動記者クラブが2023年度に活躍した選手、団体等を称える「第67回関西スポーツ賞」の表彰式が1月22日(月)、大阪市北区のホテルモントレ大阪で開催され、団体表彰に選出された大阪体育大学ハンドボール部女子が出席しました。
関西スポーツ賞は、新聞・テレビ・通信など175社、会員約700名が加盟する関西運動記者クラブが制定する権威ある賞で、団体、個人、特別、功労の4部門があります。
本学ハンドボール部女子の受賞はインカレ5連覇を達成した2017年度に続き、2回目です。
ハンドボール部女子は昨年11月の全日本インカレで史上最多記録を更新する10大会連続11回目の優勝を果たしたことが評価され、団体では阪神タイガース、オリックス・バファローズ、ヴィッセル神戸、甲子園ボウル6連覇の関西学院大学アメリカンフットボール部の4チームとともに選出されました。
表彰式は新型コロナウイルス感染対策のため中止が続いていましたが、4年ぶりに開催され、楠本繁生監督と選手8名が出席しました。
表彰式では、楠本監督と選手を代表して日本代表の石川空選手(体育3年)が壇上に着席。本学の受賞理由としてインカレ10連覇や楠本監督が日本代表女子監督を兼任し、昨年のアジア大会には卒業生11人と現役学生の石川空選手が出場して史上初の金メダルを獲得したことなどが紹介された後、記念の盾が授与されました。
受賞者スピーチでは、楠本監督が「名誉ある賞いただき、うれしい。今年は、去年登り切った山をしっかり下りて、また新たな山を選手とともに一歩一歩登っていきたい。また、私は日本代表監督を兼任し、昨年は広島でのアジア五輪予選で宿敵の韓国に1点差で負けた。4月にハンガリーである最終予選で、48年ぶりとなる自力での五輪出場の扉をこじあけたい」とあいさつしました。石川選手は「10連覇は先輩方や日頃からサポートしていただいている方のおかげ。五輪最終予選で必ずパリへの切符を勝ち取り、ハンドボールがメジャーなスポーツになるように頑張っていきたい」と話しました。
この後、全参加者が壇上に上がって記念撮影。表彰式は関西運動記者クラブの総会を兼ね、乾杯の後、楠本監督らは数多くの報道関係者と懇談しました。
また、テレビ各局や記者の取材の場も設けられ、楠本監督は選手について「自分が半分以上部活の現場にいない中でチーム作りをした4年生の選手らには特に感謝したいが、実は言葉はかけていない。4年生はすでに日本リーグで違うユニホームを着て戦っている選手もいる。コロナ禍を含めて苦しかったことを社会に出ていくうえでの財産にしてほしい」と話しました。代表監督としては「元公立高校教師の自分が代表にいることが若い指導者のモチベーションになれば。ヨーロッパではハンドボールが国技の国もあり、1試合で何万人も集まる。歴史はいっぺんには変えられず、日本は積み重ねていくしかない」と話していました。
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