第25回日本生涯スポーツ学会が12月2日(土)、3日(日)に鹿屋体育大学で開かれました。
体育学部の德田真彦講師が、鹿屋体育大学の棟田雅也助教らとまとめた「学校教育としての自然体験活動における地域愛着構造の質的検討」が若手最優秀発表賞を受賞しました。
地元での自然体験活動を学校教育に取り入れた南房総市立富山中学校の中学生を対象に、自然体験活動が地域への愛着にどう影響するのかを調査しました。
受賞の評価ポイントとして、「中学生の自然体験活動における地域愛着を測定する尺度開発に取り組んだことにオリジナリティがあった。実践者と研究者が協働して研究活動を行っている」と評価されました。
德田講師は、「このような賞を受賞できたことはたいへん光栄に思う。研究者だけではなく民間の事業者や中学校の教員など多様な共同研究者がいて受賞できたと思う。この研究はスタートしたところで、調査をするものさしができた段階なので、自然体験活動が中学生にとっての地域愛着にどう影響するのかを明らかにすることをゴールに頑張りたい。今、南房総市で行われているカリキュラムが先進事例として多くの地方自治体に広まっていけば、地方創生にもつながると思うので、引き続きこの研究を発展させていきたい」と話しています。
共同研究者は以下の通りです。
德田真彦(大阪体育大学)
棟田雅也(鹿屋体育大学)
篠原準(富山学園南房総市立富山中学校)
神保清司(南房総市立大房岬自然の家)
白井健(合同会社くじらのもり)
花嶋桃子(南房総市立大房岬自然の家)
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