運動部活動指導に携わる人材を養成する社会人向けリカレント講座「運動部活動指導認定プログラム」が5月13日(土)、大阪体育大学アネックス(同窓会館)(大阪市北区天満)で、対面・オンライン併用のハイフレックスで開講しました。
<講座の模様はこちら>
受講生は学生、会社員、教員、理学療法士、アスレティックトレーナーなど20~69歳、北海道から沖縄県の60名。講座は13時に始まり、19名が対面、その他はオンラインで参加されました。
開講式では、原田宗彦学長がビデオメッセージで「学んだ成果を現場に反映していただき、以前よりもさらに良い部活動になることをお祈りします。1期生として、後に続く人のために多大なる成果を挙げてください」とあいさつしました。藤本淳也教授が本学の特徴や、本学の運動部活動改革プロジェクトの取り組みなどを説明。その後、受講者は、小林博隆准教授の指導で「私、生徒、学校・地域にとって部活動とは」をテーマに話し合いました。
続いて講義に移り、第1講の「部活動の意義と位置付け」、第2講の「生徒指導に係る対応」について、本学運動部活動改革プロジェクトのチームリーダーの中尾豊喜教授が講義し、対面、オンラインそれぞれの参加者が「部活動の位置づけ」「部則の策定」などのテーマについてグループごとに議論し、結果を発表しました。
京都市から参加した男性(61)は「地域で硬式テニスの指導をしていて、中学・高校生を受け入れる際に何に注意したらいいか知りたくて参加しました。講座では、多様な競技の方と意見交換できてとても参考になりました」と話していました。
中学校の週末の運動部活動を地域に移行する方針が決まり、資質や能力を備えたスポーツ指導者の確保が急務になっています。
「運動部活動指導認定プログラム」では、主に社会人(現教員を含む)を対象に運動部活動指導に携わる人材を養成します。春季、秋季の2季制で、オンデマンド56時間、ハイフレックス10時間のカリキュラムを修了すると、本学が発行する修了証に加え、学校教育法に基づく「履修証明書」が交付されます。
また、受講者は日本スポーツ協会(JSPO)公認コーチングアシスタント資格を取得できます。
本学では、2021年度から運動部活動指導にあたる学生を育成する「グッドコーチ養成セミナー」を開講し、21、22年度で学生41名が大阪府、兵庫県の26中学で部活動指導員などとして指導にあたっています。
運動部活動指導認定プログラムのカリキュラムは、グッドコーチ養成セミナーをベースに開発されました。
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