体育学部3年の壹岐有翔(いき・ありと)さん(硬式野球部)が昨年12月にJR紀伊駅で人命救助をし、4月13日(木)に感謝状が贈られました。
壹岐さんは昨年12月、午前11時ごろにJR阪和線紀伊駅のホームでベンチに座って電車を待っていたところ、タブレットを見ながら歩いていた30代ぐらいの男性が線路に落ちるのを目撃。すぐに、ホームにいた他の2人とそれぞれの役割を話し合って、駅員を呼びに階段上の改札まで走りました。他の2人は線路に降りる役と非常停止ボタンを押す役に。壹岐さんから知らされた駅員が非常停止ボタンを押して線路から男性を助け上げ、男性は無事でした。壹岐さんは駅員に名前を告げて、電車で大学に向かいました。
約1カ月後、壹岐さんは和歌山市消防局から電話を受け、ダイヤでは、ちょうど救出した時間に特急が紀伊駅を通過するはずでしたが、列車が約10分遅れて大事に至らなかったと聞きました。
13日はお昼のクラブ代表者会議の場で、和歌山市消防局から大学に届いた感謝状が、池島明子教学部長から壹岐さんに手渡されました。
壹岐さんは「線路に人が落ちたのを見て瞬時に動き、臨機応変に対応できました。スポーツを通じて判断能力を磨いてきた成果だと思います。1人の命を救うことができて良かったです」と話しています。
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