体育学部4年生が、21日、4年間の学びの集大成として、卒業論文にまとめた成果をオンライン形式で発表しました。発表者は藤本ゼミ、川島ゼミ、有吉ゼミの7名でした。1人ずつ持ち時間10分でプロジェクターを使って発表しました。
卒論発表会は、体育学部は4年生の履修者が対象で、教育学部は4年生全員が対象でゼミごとに分かれて実施されます。
最初の発表者は、藤本ゼミ生の中川健太郎さんで、「大学野球部の防衛的悲観主義と競技パフォーマンスとの関係」と題した論文を発表しました。防衛的悲観主義とは、物事を悪い方に考えることで、悪い状況を回避しようと努力し、その結果成功につながるという考え方です。某体育大学公式野球部員129名を対象にアンケートを実施した結果をもとに、防衛的悲観主義とパフォーマンスとの関係を検討することで、成功のイメージを高め、努力をしている選手が好成績を残しているのではないかと考察しました。
このほか、「プロサッカー観戦者のアイデンティティに関する研究」や「大学柔道部練習時の音楽聴取が部員の心理状態に及ぼす影響」「プロスポーツ選手の『ファン』と『推し』のマーケットに関する研究」などさまざまなテーマの論文が発表されました。
最後の質疑応答では、教員からの質問にどの発表者も真剣に応え、自分の意見をしっかり発言していました。また、学生からも質問があり、とても活発な論文発表会となりました。
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