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2023.01.22

内田選手が日本ボッチャ選手権2連覇

 第24回日本ボッチャ選手権大会が1月21(土)~22日(日)に愛知県豊田市のスカイホール豊田で行われ、世界選手権金メダリストのアダプテッド・スポーツ部・内田峻介選手(教育学部2年)がBC4クラスで大会2連覇を果たしました。
 内田選手は21日のリーグ戦をAリーグ2勝1敗の1位で通過し、準決勝は東京パラリンピック代表の江崎駿選手(Boccia Team Brex)と対戦。第1エンドで2点、第2エンドで3点を挙げ、5-3で勝利しました。
 決勝は藤井金太朗選手(Noble Wings)と対戦しました。第1エンドで1点先取。第2エンドは2投目でスーパーショットを決めて雄叫びを挙げ、このエンド一挙6点。最終的に8-1と大差をつけました。
 
 また、大会にはアダプテッド・スポーツ部からコーチとして関野良紀さん(教育学部4年)が帯同しました。試合で「ここはこうした方がいい」などと助言し、内田選手は「先輩の助言がなかったら優勝できなかった」と話しています。関野さんは4月から岡山県の特別支援学校に教員として赴任予定。「優勝に貢献できてうれしい。世界選手権で優勝し注目される大会でコーチを務めるのは大役だったが、いい経験になった」と話しました。このほか、部員1人が他の出場選手のコーチを務め、4人がボランティアとして大会運営にあたりました。

<内田選手のコメント>
 世界選手権は全選手が格上で自分は挑戦者のつもりだったが、日本選手権は、全選手が(世界選手権覇者の)自分を倒しに来ると思い、自分自身への挑戦として臨んだ。そこで結果を出せたのは大きい。好調の要因は練習環境だと思う。大学の部で健常者と試合形式で練習することで、プレーの精度が上がり戦術も広がっている。また、今大会でも部の先輩(関野さん)がコーチとして試合中に様々なアドバイスをしてくれたおかげで優勝できた。これから国際大会で結果を出してパリパラリンピックを目指したい。

<内田選手の経歴>
 内田選手は山口県宇部市出身。山口県立山口南総合支援学校中学部2年からボッチャに本格的に取り組み、中学3年だった2017年、国を挙げた有望選手の発掘事業「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト」1期生に。山口南総合支援学校高等部1年の2018年、日本選手権で準優勝。2021年4月、大阪体育大学教育学部に入学。アダプテッド・スポーツ部に所属し、東京パラリンピックで日本代表コーチを務めた曽根裕二准教授の指導を受けています。東京パラリンピックは日本代表の座を逃しましたが、開会式では、次回パリ大会を目指す若手の代表として聖火リレーの最終走者を務め、聖火に点火する大役を務めました。2022年1月の日本選手権BC4クラスで初優勝。昨年12月、世界選手権(リオデジャネイロ)に初出場し、日本選手として世界選手権史上初となる金メダルを個人で獲得し、ペアではベスト4でした。

<各メディアニュース>
NHK
日本経済新聞
サンケイスポーツ

会心のショットを決め雄叫びを上げる


優勝を決め、コーチ役の先輩の関野良紀さんとガッツポーズ


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