地域のスポーツ団体や教職員らを対象にした研修会「学校部活動と休日の地域クラブ活動-運動部活動の地域移行を考える―」が12月14日(水)、泉大津市立総合福祉センターで開かれ、大阪体育大学体育学部の冨山浩三教授(スポーツマネジメント)、中尾豊喜教授(学校教育学)が講演しました。
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スポーツ庁から「令和4年度地域運動部活動推進事業」を受託した泉大津市の教育委員会が主催。本学が運営を務めました。国が中学校部活動の地域移行を推進する中で、地域スポーツ団体、PTA関係者や教職員、市民ら約50人が参加し、改めて子どもたちのスポーツ指導のあり方を考えました。
研修会は2部構成で、第1部は「学校部活動のこれまで」と題して、中尾教授が講演。部活動の学習指導要領上の扱いや教育基本法の規定を確認したうえで、部活動指導員の職務や勤務形態、部活動ガイドラインなどについて説明しました。
第2部では「地域における活動」として、冨山教授が講演。部活動の課題として勝利至上主義や単一種目しか体験できないこと、卒業後には活動の場を失ってしまうことなどを挙げ、総合型地域スポーツクラブなどに移行した場合、これらの課題の解決につながる可能性があると指摘しました。
その後は質疑応答が行われ、移行にあたって生徒の意見をしっかり聞くことの大切さ、地域移行後に誰が管理責任を負うのか明確にするべきことなどが指摘されました。
また、研修会では本学が来年5月から社会人などを対象に開講する「運動部活動指導認定プログラム」について説明がありました。
※運動部活動指導認定プログラムの詳細は こちら
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