福島復興支援「第15回サンライズキャンプ」が9月に福島県南相馬市などで行われ、参加した学生の活動報告会が11月24日(木)、C号館で開かれました。
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「サンライズキャンプ」は東日本大震災が起きた2011年の10月、福島県から大阪に避難した子どもたちと大学構内で1泊のキャンプを行ってスタートしました。12年はがれきや土砂の撤去が主でしたが、13年からは地域のNPO法人と連携し、高齢者への体力測定や仮設住宅でのサロン活動など、その時のニーズに合わせて内容を少しずつ変えながら支援活動を継続してきました。今年は応募があった学生15名と教職員で9月19~21日の2泊3日で実施しました。
一行は仙台空港に到着した後、津波や原発事故の被害などを伝える東日本大震災・原子力災害伝承館や地震・津波の被害の状況がほぼそのまま残る震災遺構の浪江町立請戸小学校などを見学。体育大学生だからこそ求められる活動としての地域の方々のスポーツ交流、小学校での児童とのドッジボールや縄跳び遊びや地域スポーツクラブの子どもたちとのスポーツ活動、被災地にある神社での清掃活動などに取り組みました。
報告会では、学生が交代でそれぞれの活動についてスライドを使って説明。体育学部健康・スポーツマネジメント学科4年の樋口大輝さんは「自分が被災地に行く前に思っていた復興と被災地の復興の状況は違っていて、復興は震災前に戻ることではなく、震災を経験したからこそ次に進む姿だということを強く感じた。震災から10年以上が経過した今、被災地で体大生にできることは何かを考え、最善を尽くすことが大切であると学んだ。先輩がつないだ東北とのつながりをこれからも新しいかたちでつないでくれることを祈っている」と話しました。
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