バスケットボール部女子交流戦「フレンドリーマッチ2022 大阪体育大学×武庫川女子大学」が11月21日、本学第6体育館で開催されました。
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交流戦は普段試合のベンチに入れないBチームの出場の場として、2017年、以前から親交のあった両大学間で始まり、毎年、交互に両大学で開催されています。20年はコロナ禍のため中止されましたが、昨年は武庫川女子大で開催され、今年、5回目を迎えました。
企画・運営は、学生の自主性を基本として本学のスポーツマネジメント専攻学生が担い、ポスターやチケットの制作・販売、当日の会場運営に従事しました。Aチームの選手は会場の設営やグッズ販売など裏方を務めました。
また、Wリーグ、Bリーグのチームや企業が協賛し、収益の一部はクラブ強化費にあてられます。大学スポーツ協会(UNIVAS)も趣旨に賛同して後援したほか、HPでライブ中継を実施しました。
会場は、両大学・チームの関係者や卒業生、家族の方、地域の方など約450人が詰めかけ、用意された席は埋まって立ち見も出る大盛況となりました。
交流戦に先立ち、午後5時45分から2020年度の卒業生らによるOG戦がスタートしました。2020年度はコロナ禍のため、本学では交流戦前日に中止が伝えられ、選手は泣き崩れました。卒業式の日、村上なおみ監督が選手に誓った「必ずOG戦をするから待っていて」という約束が現実になった幻の交流戦の再現です。試合は一進一退の攻防の末、本学が17―12で勝利。2020年度の主将で現在、兵庫県丹波市で中学校の教員を務める清水梨央さんは「2年前はこの会場で交流戦を戦いたかった。両チームの方々に素晴らしい舞台を整えていただき感謝します」と笑顔で話しました。
続くオープニングセレモニーでダブルダッチ部の華麗なロープパフォーマンスが披露され、両大学の学院歌・学歌の演奏の後、スターティングメンバ―が紹介されました。
試合は午後6時半にティップオフ。スピーディーな攻防が続き、観客は入場時に配られた両チームのメンバー表を兼ねたハリセンを打ち鳴らして応援。3ポイントシュートが決まった時などは、ウェーブも起きました。
ハーフタイムには、世界ボッチャ選手権(12月、ブラジル)に出場する本学教育学部2年の内田峻介選手、ウインターカップ(全国高校選手権、12月)に出場する大阪体育大学浪商高校女子バスケットボール部の壮行式が実施されたほか、両大学によるフリースロー対決などで会場を沸かせました。
試合は、最終的に75―66で本学が勝利しました。
クロージングセレモニーでは、武庫川女子大学・柴田奈々主将、本学・井上南緒主将が「このような舞台を用意していただきありがとうございます」などとあいさつしました。
続いて武庫川女子大学の坂井和明監督が「互いに体育・スポーツ系の大学、スポーツ系学部がある大学として多くの部員を抱えてA、Bチームに分かれて活動しています。両大学ともBチームはAチームのサポートをしながらも帰って練習をし、裏方をしながら今日の試合を迎えたことをうれしく思います。リーグ戦よりも観客がたくさん入った素晴らしい舞台で戦えたことに感謝します」とあいさつしました。
本学の村上なおみ監督は「たくさんの人に応援していただき胸が熱くなっています。この交流戦は出場機会の少ないBチームが、自分たちが主体的に取り組んできた成果を発揮する場。4年生にとってはバスケ人生のすべてをかける場です。また、2020年の中止で涙した卒業生のために幻の試合をすることができ、あの時の時間を取り戻すことができました」と話しました。
両チームの選手はその後、Aチームも一緒になって写真を撮り、健闘をたたえ合いました。両チームはフレンドリーマッチ以外でも、インカレなどでも互いに応援しあうなど交流を深めているそうです。素晴らしい取り組みが来年以降も途切れることなく続くことを願っています。
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