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2022.04.21

デフリンピックに陸上・北谷さん、バレーボール・寺井さんが出場します

 4年に1度開かれるろう者の国際競技大会「第24回夏季デフリンピック」(5月1~15日、ブラジル)の日本代表に、本学から陸上競技部の北谷宏人さん(教育学部2年)とバレーボール部男子の寺井捺貴さん(体育学部3年)が選出されました。2人に意気込みなどを聞きました。

<記事は写真下に続きます>

北谷宏人さん

寺井捺貴さん

 北谷さんは棒高跳び、4×100mリレー、4×400mリレーに出場する予定です。
 高校から本格的に陸上を始め、高校3年だった2020年、日本デフ陸上競技選手権の棒高跳びで優勝、100mで2位に入りました。2021年世界デフ選手権(ポーランド)、2019年世界デフ室内選手権(エストニア)の代表に選出されましたが、コロナ禍のため中止になり、世界大会は今大会が初出場です。
本学OBのデフリンピック棒高跳び銅メダリストで横浜市立ろう特別支援学校・竹花康太郎教諭と出会い、「スポーツに力を入れていて、なおかつ特別支援教育について学べるから」と本学教育学部に進みました。将来の夢は特別支援学校の先生です。
 デフリンピックに向けて、「初出場だがメダルを狙いたい。2025年のデフリンピックは日本開催の可能性もあるので、大会の知名度を上げ、同じような障害を持っている人に夢を与えたい」と話しました。

 寺井さんは日本代表ではセッター、スパイカーを務めています。バレーボール部での活動のほか、週2回ほど地元の聴覚障害者のクラブチーム「好きやねん」の練習に参加しています。
中学1年からバレーボールを始め、中学3年の時、全国障害者スポーツ大会で優勝。高校3年の時は主将としてジャパンデフバレーボールカップを制しました。
 本学に入学したのは、「体育の先生になって、子どもたちに体育の楽しさをもっと伝えたいから」。寺井さんによると、デフリンピックで日本男子バレー代表はこれまでメダルを獲得していませんが、今回のチームは有力で周囲ではメダルの期待が高まっているそうです。また、優勝候補のロシアはウクライナ侵攻で不参加の見通しです。寺井さんは「日本代表というプレッシャーや世界大会の圧力に負けず、心を強くして戦いたい。メダル獲得を目指します」と抱負を語りました。
 また、本学バレーボール部出身の今井勇太選手もビーチバレーボール代表としてデフリンピックに出場します。

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