大阪体育大学は3月25日、高知県と連携協定を締結しました。
協定は、双方がスポーツ、教育の分野で協力し、スポーツの振興、地域活性化、人材育成、教育の振興に寄与することを目的としています。
具体的には、高知県でのスポーツイベントに本学教職員・学生が参加▽選手育成・強化に向けた指導者派遣▽アウトドアツーリズムへの協力▽県立高校体育コースに講師を派遣――などが検討されています。
大阪体育大学は地域振興の拠点となることをめざし、社会貢献センターを中心に多様な社会貢献事業を実施しています。高知県とは、体育学部健康・スポーツマネジメント学科のスポーツマネジメントコースの学生らが15年ほど前から高知ファイティングドッグスへのインターンシップなどを通じて連携を深めてきました。昨年4月に就任した原田宗彦学長(スポーツマネジメント)は、日本スポーツツーリズム推進機構の会長などを務め、スポーツによる地域振興について多数の自治体をサポートしています。
また、高知県では民間主導の高知県スポーツコミッションが昨年9月に設立されるなど、スポーツを通じた地域振興に取り組んでいます。
昨年10月、同コミッションの武政重和代表理事らが本学を訪れ、原田学長、社会貢献センター長を務める冨山浩三体育学部教授(スポーツマネジメント)と意見交換したことも契機となり、連携が具体化しました。
締結式は高知県庁で行われ、原田宗彦学長と濵田省司知事が協定書を交換しました。あいさつで原田学長は「大学と県レベルでスポーツの包括連携が結ばれるのは聞いたことがなく、その間に地域スポーツコミッションが介在して連携協定が実現したのも私の知る限りでは、ないと思います。ぜひ連携協定を成功させ、コーチの派遣、高知での合宿実施など様々な関係づくりを進めていきたい」と述べました。濵田知事は「私は大阪・関西と高知の連携を強めたいとこれまで訴えてきました。今回の連携協定がスポーツを通じた交流、人材育成、地域の活性化に結びついてほしい。県はできる限りの支援をしていきます」と述べました。
続いて、原田学長は連携協定締結の記念講演会に臨み、「大学と地域の連携による地域活性化の可能性」をテーマに講演しました。
<プレスリリース>
BACK
社会貢献・附置施設
BACK