オープンキャンパスを8月7(土)、8日(日)、熊取キャンパスで、様々な感染防止対策を取ったうえで午前、午後の2部に分けて開催し、数多くの高校生や保護者の方にご参加いただきました。
次回は8月22日(日)に実施されます。
<記事は下に続きます>
★学長がウェルカム・スピーチ「パワー・オブ・スポーツ」を強調
メーン会場のL201、L301教室では大学説明が行われました。
7日は、原田宗彦学長がウェルカム・スピーチに臨み、「昨夜、東京五輪の男子400㍍リレーの決勝で日本はバトンを落としてしまいましたが、予選は3000万人がテレビで見たそうです。それほど、スポーツには力、『パワー・オブ・スポーツ』があります。スポーツへの関わり方は、選手、トレーナー、スポーツビジネス、小学校の先生になるなど多様ですが、本学では様々なニーズに答え、スポーツを使って社会を動かすカリキュラムが用意されています」と語りかけました。
★体育学部説明「専任指導者数の多さは本学の特長」
続いて、体育学部について、神﨑浩学部長が説明しました。体育学部は他の体育・スポーツ系大学に比べて専任の指導者が多いことが特長で、スポーツ教育学科に40名、健康・スポーツマネジメント学科に25名も所属していること▽実技・実習が充実し、インターンシップも3年次に6コースすべてで実施するほか、臨海、スキーなど野外活動実習を開学以来取り入れ、その理念は国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)とも合致すること▽必修のゼミ活動で学生約10人に1人の教員がつき、学生と教員の距離が近いことなどを紹介。「体育学部は常に新たな挑戦を続けます。スポーツの実践と学びを通じて、あなたの将来を見つけましょう」と呼びかけました。
★教育学部説明「学校現場での学びを重視」
教育学部は7日は岸田正幸教育学科長、8日は植木章三学部長が説明。教育学部には専任教員20名、総勢70名の教員が在籍し、教育委員会、校長経験者など教育現場に通じた多様な教員から実践的な学びが得られること▽インターンシップを重視し、2年生から大阪府内の小中学校などに行き、授業観察・授業補助などに臨むこと▽教職支援センターを中心に面接指導などで教員採用試験をバックアップしていることなどを紹介しました。
★就職説明「学生1人1人と面談、保護者とも連携」
就職状況説明では、キャリア支援部から、2020年度卒の公務員合格者は延べ86名、教員採用試験の合格者は現役で55人、既卒で112名にのぼり、大阪府内の中学校保健体育科では全体の28%、堺市内では50%、兵庫県内も19%を占めること▽全学生との面談を2年次はグループ、3年次は個人でそれぞれ実施するなど、1人1人にきめ細かく接していること▽全国各地域ごとに保護者会を実施し、単位の取得状況やキャンパスライフ、進路に関して大学と保護者が連絡を取り合っていることなどを説明しました。
このほか、入試説明では、大学入学共通テスト利用選抜の導入や、学校推薦型選抜の選考方法の変更などについて説明がありました。
★講演「大体大生はなぜ就職に強いのか」
諸説明が終わると、様々なイベントが一斉にスタートしました。
D号館では、保護者向けイベントとして、「大体大生はなぜ就職に強いのか」と題し、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が講演しました。石渡氏は「体育会系は体力のほか、練習を粘り強く継続してきたこと、競技で学んだ戦略・戦術などの観点で企業から高評価を得ており、この評価はレギュラーでも控え選手でも変わりません」とし、「中でも大体大は1965年に関西初の体育系大学として創設された伝統があり、スポーツの諸分野での知見が蓄積されている分、企業が信頼して求人を出しています」と説明しました。一方で「IT化が進んだ現代は、体育会系の学生も、より主体的な思考が重要になってきます。学修環境が充実した大体大はその点でも有利」と指摘しました。
★細分化された各コースで体験授業
C号館では、2階と3階の各教室で体験授業や相談コーナーが一斉に開かれました。
体験授業は各学科・コースごとに教員が専門分野を分かりやすく解説。「アウトドアを使った教育って?~アウトドアは人を育てる~」「スポーツ科学でアスリートの潜在能力を引き出す!」「レクリエーションという授業」「スポーツ栄養と誤解」「パラリンピックの楽しみ方」「算数の内容を仲間分けしよう」などの授業から、参加者は思い思いに興味のある教室を訪れて、受講していました。
また、相談コーナーでは各学科・コースごとにブースを構えて、学生スタッフが高校生からの質問に1対1で答えたほか、各コースなどの学びの魅力を伝えていました。このほか、大学院相談コーナーや、何でも相談コーナーも設置され、高校生や保護者の方が授業の内容やクラブとの両立、キャンパスライフなどについて質問していました。
★キャンパスツアーで全国トップ級のスポーツ施設群を見学
本学の施設を巡るキャンパスツアーも盛況でした。ツアーは屋外、屋内施設の2コース。屋外は、6つの専用体育館と多数の競技場が集中し、全国トップ級の充実度と言える熊取キャンパスを高台から一望した後、競技場を巡りました。屋内コースはケガからの復帰を目指すAT(アスレティック・トレーニング)ルーム、新鋭マシンが並ぶS&C(ストレングス・アンド・コンディショニング)ルーム、約19万3000冊の蔵書がある図書館などを巡回しました。
ブルーのスタッフシャツを着た学生がガイドを務め、高校生や保護者の方と一緒に学内を巡り、各施設の特徴などを解説し、様々な質問に答えました。下宿生活やキャンパスライフのことを尋ねられたり、将来の夢やなぜ本学に入学したのかを答えるうちにすっかり打ち解けて、保護者と学生がじっくり1対1で話し込む場面もありました。
スタッフを務めた学生にとってもオープンキャンパスは得難い経験になったようです。大学案内などで司会を務めた体育学部4年の佐々木快都さんは「4年間、自分がやりたいことに打ち込める大体大の良さを高校生の方に伝えたくて、スタッフに立候補しました」、キャンパスツアーでガイドを務めた体育学部3年の新井寿恵さんは「私も高校時代、オープンキャンパスに参加して進学を決めました。是非、キャンパスを見てほしいと思っていました」と話していました。
7日、ウェルカム・スピーチに臨む原田宗彦学長。「『パワー・オブ・スポーツ』(スポーツの力)を東京五輪で改めて実感した」などと語った
BACK
社会貢献・附置施設
BACK