東京五輪で日本が金メダルを量産しています。米ウォールストリート・ジャーナル紙がその要因を探った記事で、大阪体育大学・菅生貴之教授(スポーツ心理学)の見解を紹介しています。
日本は8月3日現在で、1964年東京五輪、2004年アテネ五輪の16個を上回る史上最多19個の金メダルを獲得しています。
菅生教授は「トップアスリートは技術的なスキルや体力などではほとんど差がない」としたうえで、「差を生んでいるのはメンタル面だ」と分析しています。
記事では、エペ団体で日本初の金メダルを獲得したフェンシングについて、メンタルトレーナーの「メンタル面の支援の強化が金メダル獲得に役立った」とする声を紹介。日本はロンドン五輪以降、選手村の近くで、試合前に選手が精神面、肉体面で最後の準備をする体制を整え、東京五輪ではJISS(国立科学スポーツセンター)でメンタルカウンセラーなどを積極的に活用していると解説しています。
メディア
2021.08.04
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