ポストコロナに向けて、スポーツを通じて国内旅行の需要を高め、将来的なインバウンドの地方への誘客を目指すスポーツ庁委託事業「スポーツによるグローバルコンテンツ創出事業」の「武道ツーリズム」部門において、大阪体育大学(以下、本学)が応募した「『大学×競技団体×自治体』で目指す地域文化・観光資源を活かした体験学習型グローバルコンテンツ創出事業」が採択されました。
武道ツーリズムは、日本発祥の武道と歴史・文化を組み合わせ、日本でしか体験できない希少価値の高いツーリズムコンテンツを創出し、国内外の旅行者の更なる地方誘客を図る取り組みです。
本学は、大学選手権優勝経験のある「剣道部」と「なぎなた部」を有し、武道専門教授による武道学や武道教育を通して日本特有の精神や文化を学ぶ教育プログラムも展開しています。本事業では、本学が有する武道コンテンツを主軸に、競技団体、自治体、企業と連携し、地域の文化・観光資源を活かして体験学習型のグローバルコンテンツの創出に取り組みます。
将来的に、海外からのツアー参加者が本学キャンパスで武道の精神などの講義を受け、実技を体験するとともに、大阪城などの観光地、武道ゆかりの地や、本学周辺の史跡などを巡るもので、日本文化・精神の理解促進、武道の普及・発展、地域活性化への貢献を目指します。具体的なプログラムは、今後、連携する旅行会社とともに開発します。
今年度は感染状況を見極めたうえで、国内在住の外国人や滞在中の留学生などを対象にモニターツアーの実施を検討します。
また、ターゲット層を有段者・指導者などの「コア層」、初心者・愛好者などの「中間層」、アニメなどを通じて武将や侍、忍者などに関心がある「ライト層」に分け、2022~23年度はコア層・中間層のテスト事業、24~25年度はライト層を対象にした事業実施を目指します。
一方、コロナ対策としてプログラム内の感染リスクの洗い出し行い、予防対策マニュアルを作成していきます。
本学が実施するスポーツ庁委託事業は今回で7件目となります。
<主な委託事業> https://www.ouhs.jp/ouhs-athletics/project/
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