大阪体育大学の原田宗彦学長が6月29日(火)、兵庫県の尼崎市立尼崎高校と大阪市立桜宮高校を訪問しました。両校には、ともに体育・スポーツ系の学科があり、本学で多数の卒業生が学んでいます。
市立尼崎高校は2年前の体罰問題を機に抜本的な体育科のカリキュラム改革に取り組み、3月には本学と連携協定を締結しました。高橋利浩校長は「体罰を機にスポーツを科学的に学ぶという視点で改革したい。大阪体育大学の知見を得て、生徒はもちろん本学の教員の資質も高めていきたい」と説明されました。本学は講師派遣などで協力していく方針で、7月13日には体育学部の藤本淳也学長補佐が「スポーツと経営学」をテーマに同校で講義をする予定です。原田学長は「講師派遣などを通じて高大連携を進めていきたい」と話しました。
桜宮高校は2012年の体罰問題を機に地域に開かれた学校を目指して改革に取り組み、2014年、人間スポーツ科学科を開設しました。森口愛太郎校長は「人間スポーツ科学科はスポーツ科学の研究にも取り組み、運動生理学、スポーツコンディショニング、バイオメカニクスなど専門科目でハイレベルの学びを目指している。来年4月、市立から府立に移管されることもあり、桜宮高校の特長をよりアピールしていきたい」と話されました。原田学長から本学の大学院生が同校の学習や研究に協力するなどの案が出されたほか、藤本学長補佐、土屋裕睦学長補佐も交えて活発な意見交換が行われました。
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