「泉大津市地域スポーツコミッションシンポジウム」が2月6日(土)、「スポーツで市民が幸せになるまちづくりを考える」をテーマにオンラインで開催され、大阪体育大学の冨山浩三体育学部教授(スポーツマネジメント)がコーディネーターを務めました。
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本学は昨年、「泉州スポーツコンソーシアム」(仮称)の形成などを目指す事業が、スポーツ庁の委託事業「2020年度大学のスポーツ資源を活用した地域活性化拠点形成事業」に採択され、冨山教授がこの事業のプロジェクトリーダーを務めています。
また、「地域スポーツコミッション」とは、自治体やスポーツ団体、企業などが一体になりスポーツと地域資源を掛け合わせたまちづくりや地域活性化に取り組む連携組織です。泉大津市も設立を検討しています。
シンポジウムでは、日本スポーツツーリズム推進機構の原田宗彦会長(早稲田大学教授)が基調講演をし、「泉大津市は起伏が少ないコンパクトシティの強みを生かして自動車ではなく歩きや自転車が主体のアクティブ・トランスポーテーションを目指すとともに、BMXやスケートボードなどのアーバンスポーツの可能性を探ってほしい。また、公民連携によるスポーツ地域マネジメントの司令塔として、スポーツコミッションの役割は重要」などと提言しました。
続くトークセッションでは、南出賢一泉大津市長、原田会長、お笑いコンビ「女と男」のワダちゃん、市川さんが冨山教授の司会でスポーツの素晴らしさやスポーツを通じたまちづくりをテーマに議論。南出市長は市民会館の跡地に緑豊かな公園を整備する構想などを示し「あの手この手で市民がわくわくするような仕掛けをしていきたい」と話しました。「女と男」の2人は神戸製鋼ラグビー部の応援リーダーを務めるほか、ウィズ・コロナ時代の新スポーツの制作などにも取り組んでおり、「笑いは健康づくりにつながります」と強調。原田会長は「スポーツを強調すると体育が苦手な方もいるので、例えば犬の散歩やガーデニングも含めたアクティブな活動を推進したら良いのでは」などと語りました。
最後に、冨山教授が「歩きたくなるような街があれば、人は歩き始めて健康になる。運動したくなる環境づくりが大切です」と締めくくりました。
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