大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科では1月14日、第27回博士論文発表会がD203教室で開催されオンラインでも同時配信されました。
指導教員や大学院生、教職員らが見守る中、博士後期課程3年の前田和範さんが「地域密着型プロスポーツチーム所属選手のホームタウンに対する態度:コミュニティ感覚理論を援用した実証研究」、同3年の信江彩加さんが「ヒトの末梢運動神経伝導速度と神経幹サイズにおける特異性」の演題で発表しました。
前田さんは、地域密着型プロスポーツチームに所属する選手のホームタウンに対する態度や意識は、調和性や帰属意識に対する責任感として形成され、スポンサーやファン、住民からの応援・支援・評価を獲得することに影響を与えるとの研究結果を発表しました。
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前田和範さん
信江さんは、これまで脳から筋肉へ命令が伝わる電気信号は男性の方が女性より速く、その理由として身長とそれに伴う神経の太さが影響しているとされてきたが、腕に関しては、神経横断面積が小さい女性も電気信号の伝わる速さが高かったことを報告しました。テニス、やり投げなど普段から腕を使用している選手ほど速くなる傾向があったことから、神経横断面積だけでなく、競技特性などの他の要因が影響している可能性があるとの研究結果を発表しました。
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信江彩加さん
40分間の発表後は、活発な質疑応答がありました。
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