ハンド部女子 2年連続準優勝
日本選手権決勝 北國銀行に23-30
悲願の初優勝 来年こそ
第72回日本ハンドボール選手権大会(女子の部)は12月27日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで決勝が行われ、大阪体育大学ハンドボール部女子は、前回の覇者で大体大卒業生が主力の北國銀行と対戦。23―30(前半12-15、後半11-15)で敗れて2年連続の準優勝となり、男女を通じた悲願の初優勝は果たせませんでした。
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大体大は昨年も学生として33年ぶりに決勝に進み北國銀行と対戦しましたが、27-29で敗れていました。また、日本選手権での大学勢の優勝は男女を通じて1986年の東京女子体育大学が最後で、34年ぶりの大学勢優勝を目指しましたが、来年以降に持ち越しとなりました。
今季は、前人未到の8連覇を目指した全日本学生選手権(インカレ)など公式戦がすべて中止になり、4年生にとっては日本選手権が今年の最初で最後の公式戦で、4年間の集大成の場でした。
試合は、前半の1-2から、北國銀行に5連打を許し、堅いディフェンスを攻めあぐみました。中山佳穂(4年)、主将の相澤菜月(4年)両選手らの得点で粘りましたが、及びませんでした。一方で、1年生ゴールキーパーの柿添まどか選手が再三、好セーブを見せるなど若い力の台頭も感じさせました。
<楠本繁生監督の話>
今年1年はコロナの影響で、クラブ活動ができず1人自宅でトレーニングしなくてはならない期間があったり、公式戦が次々に無くなって目標を見失うこともあった。日本選手権も短い期間の調整で臨んだ。そんな中、選手たちが大きなケガもなくベストメンバーが揃って試合に出場し、終えることができたのには感謝したい。決勝戦はもっとチャレンジングなプレーをしてほしかったが、疲労がたまっているのも影響しているのだろう。3年生以下は、4年生が戦ったこの5試合を目に焼き付け、また日本選手権に出場できるように今日からスタートのつもりで頑張ってほしい。
<相澤菜月主将の話>
自分たちがやりたかったプレーをさせてもらえなかった。敗因は実力不足。北國銀行は大きい選手が真ん中に集まっていて、これを揺さぶるつもりだったけれど、攻めきれなかった。選手一人一人の能力の差を実感させられた試合だった。
【大阪体育大学ハンドボール部女子】
1967年創部。京都・洛北高校でインターハイ4連覇を達成した楠本繁生体育学部教授が2010年に監督に就任。2013年から昨年まで全日本インカレ7連覇を達成しました。北國銀行を始め実業団の強豪で多数の卒業生がプレーし、日本代表の約3分の1が卒業生。4年の中山佳穂選手は2019年の世界選手権で学生で唯一、日本代表に選ばれました。部長は小林博隆体育学部教授。また、下河内洋平教授(スポーツ医学、臨床バイオメカニクス)がトレーニングコーチとしてフィジカルトレーニングの指導を行うなど幅広い分野で科学的サポートを受けているのも特徴。コロナ禍の自粛期間中もバイオメカニクス、心理学、栄養学などのサポートに基づいたトレーニングに取り組みました。(詳細はDASHプロジェクトセミナー)
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