大阪体育大学剣道部が12月6日(日)、本学第6体育館で、「大体大 コロナに負けるな2020 雨山杯・大阪体育大学部内剣道大会」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響で今シーズンの全大会が中止となったため、普段の稽古の成果を発揮する場を創ろうと、学生を中心に大会の準備を行って、試合の様子を関係者にライブ配信しました。
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<試合前に選手宣誓を行い、日頃の稽古の成果を発揮することを誓う>
この大会には学生や指導者、剣道部を支えるOB・OGなど様々な人の思いが込められていて、開会式から独特の緊張感に包まれました。現キャプテンと次期キャプテンの演武から始まり、午前中は男女別の個人戦、午後からは県人対抗戦が行われました。
男子の個人戦は熱戦が続き、延長戦が相次ぐトーナメントを勝ち抜き決勝に進んだのは、最終学年で公式戦がすべて中止となった悔しさを背負う4年生の川端悠斗選手(体育学部)と次期主将が決まっている3年生の伊﨑理倫選手(体育学部)。竹刀に込めた思いが観ている側にも伝わってくるような試合を制し、次期キャプテンの伊﨑選手が優勝しました。女子の部も男子と同様に、4年生の石井七海選手(体育学部)と次期主将の3年生の本田和選手(体育学部)の対戦に。スピーディーな試合を制した本田選手が優勝しました。
伊﨑選手のコメント
「4年生の意地を感じ、全力で当たらせてくれた先輩方に感謝したい。これから主将として来年度も試合があるかどうかはわかりませんが、部員が希望をもって稽古に取り組んでいけるようにしたい」
本田選手のコメント
「先輩方の最後の試合ということで、全力でぶつかっていくことが礼儀だと思い全力を尽くしました。大会実行委員会として準備も行ったが、試合ができることが当たり前ではないと改めて考えさせられる機会となりました」
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<白熱する試合の様子>
普段から学生を指導する村上雷多監督は「コロナ禍で、学生のモチベーションを管理することが難しく苦労している。特に剣道は発声を伴い、それが競技の一部でもある。どのように対策をし、指導すればよいのか指導者としても非常に厳しい状況で戸惑いもあったが、このような大会を開くことで学生にとっても目標ができ良かったのではないか。4年生の意地も感じたし、コロナ禍のなかでも努力を惜しまず実力をつけて伸びてきた選手もたくさん見つけることができた」と満足そうな様子でした。
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