大学院のスポーツ科学セミナー第9回は、京都先端科学大学講師の瀧本真己先生を迎え、「運動による脳への影響―乳酸トランスポーターに着目して」というテーマで、講義していただきました。
乳酸と言えば「疲れがとれない」「運動して乳酸が溜まった」など疲労物質としてのマイナスイメージがありますが、セミナーでは、乳酸のメカニズムとして記憶の形成を高め、学習能力の向上を担う働きがあることなどが説明されました。これまで、乳酸は疲れの物質と認識していましたが、実際は人間に取って大事な物質であることを理解することができました。
スポーツ科学セミナーは、毎週月曜日開催。来週(11/30)は、大阪体育大学の峯田晋史郎外部資金研究員による「捻挫が軽いケガというのは時代遅れ~パフォーマンスや将来への悪影響」です。興味のある方は、大学院事務室までお問い合わせください。
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