大阪体育大学ローイング同好会が7月25日、「放課後等デイサービス・OliOli」(大阪府泉佐野市)の児童生徒を対象に、「第1回ボート競技体験教室」を高石市の大阪府立漕艇センターで開催しました。
ローイング同好会は5年前から活動を続けていましたが、今年4月、同好会として大学から正式に認定されました。
ボート競技体験教室の狙いは、児童生徒が「インクルーシブにスポーツを楽しむ」をテーマに、一人一人が相互に協働してスポーツを楽しみ、体験することです。
児童生徒にとって、ボート競技体験教室は社会や自然とのふれあいの場です。多様な人々との出会いを通して、コミュニケーション能力や社会性を伸ばし、他者と協働する競技を通じて協調性や自他の理解が促進されます。児童生徒にとって貴重な体験だったことが、表情からうかがえました。
この日は小雨模様でしたが、児童生徒とスタッフ合わせて14名が参加し、自分の力でボートを進めることの難しさや楽しさを実感し、全員が水面近くを速く進む感覚や風を全身で感じながらボート競技を楽しみました。
また、「放課後等デイサービス・OliOli」の方から「楽しかった。説明がわかりやすく競技について興味をもった」などの感想もいただきました。
部員も普段のトレーニングとは異なり、指導する立場としてボートを漕ぎ、技術を伝えながら、新たな発見が伴う指導を経験することができました。この経験は今後の技術の向上や精神面にも活きてくると思いました。
次回は秋ごろをめどに、同じ会場で泉佐野市教育委員会と共同で同市教育支援センターの児童生徒を対象に第2回教室を開催する予定です。
(文責・大阪体育大学ローイング同好会2年、田中脩太)
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