4 月 1 日(水)から「大学生への新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する調査」をスタートさせた藤本淳 也体育学部教授(研究代業者)に、その目的や意義について聞きました。
Q この調査の目的について
大学生の学生生活への新型コロナウイルス感染症拡大の影響を明らかにすることです。特に、一般生活、学業、 部活動、アルバイトなどの現状や意識を把握することで、今後の大学における対策の検討、学生生活の充実、大学 リスクマネジメントの充実、そしてその研究充実に寄与するための基礎的資料を得ることです。
Q この調査を実施する意義について
全国の大学は、令和 2 年度の新学期を迎えるにあたり、入学式の中止、授業開始の延期、クラブ活動の自粛や停 止などの対策を取っています。これらの対策は、主に感染拡大の状況や政府や自治体の対応、そして他大学の対応 の情報を集め、分析して検討されていると思います。日々状況が変化していく中で適切な手続きかと思います。 一方で、大学として適切な対応策を講じても、春を迎え、新学期と新しい学生生活を迎えるはずであった学生は、 大きな不安を抱えていることでしょう。今後、大学には、この感染症に対する学生の意識や学生生活へのさまざま な影響や不安について把握し、その内容を考慮した学生の「安全」確保とともに「安心」向上へ向けての検討が求 められるでしょう。そのためにも必要な調査です。大阪体育大学では、既に同様の調査を終えて、その結果を考慮 した対応策の検討が始まっています。私はスポーツ界の研究者ですので、特に大学スポーツ界と学生アスリートの ためにも貢献できれば、と思っています。
Q 調査結果の公開について
通常、このような調査研究の結果は学会や論文で社会に発表していきます。この調査も同様です。しかし、この 調査結果は、大学界や大学スポーツ界が「今」必要としている情報です。調査は、KCAA(大学スポーツコンソーシ アム KANSAI)が共同研究機関として参画していますので、KCAA のウェブサイトなどで、早期に結果を報告してい く予定です。文部科学省やスポーツ庁、そして大学スポーツ協会(UNIVAS)にも参考にしてい ただけるよう、多くの大学生の皆さんにご協力をお願いしたいと思います。
調査 URL: https://forms.gle/HmHTinBjAemyF5dFA
藤本淳也(ふじもと・じゅんや) 大阪体育大学 教授・学長補佐(スポーツマーケティン グ) 。大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA)副会長。UNIVAS(大学スポーツ協会) 理事。日本スポーツマネジメント学会理事。日本アスリート会議理事ほか。
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