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2019.12.10

日本アダプテッド体育・スポーツ学会を本学で開催

日本アダプテッド体育・スポーツ学会の第24回大会が7、8日に本学で開かれ、全国から研究者や指導者約100人が参加しました。

アダプテッド=「適合した」。アダプテッド・スポーツは障がいがある人もない人も高齢者や子どもも参加できるよう、それぞれの身体などの条件に競技のやり方やルールを「適合」させてすべての人が同じスポーツを楽しもうという考え方です。

日本アダプテッド体育・スポーツ学会(JASAPE、ジャサペ)は1997年から年1回、国内各地で学会を開いていますが、本学での開催は初めてです。学会の会長は本学の植木章三教育学部長、第24回大会の実行委員長は本学教育学部の竹内亮教授で、本学は全国ではまだ珍しいアダプテッド・スポーツの研究や実践的活動が行われる拠点として、広く情報発信しています。

今年の学会のテーマは、「東京2020を好機としたアダプテッド体育・スポーツの真の普及推進をめざして」。7日は総会、懇親会と口頭発表など、8日は基調講演、シンポジウムなどがあり、基調講演では公益財団法人・日本障がい者スポーツ協会の三上真二氏が「パラリンピック選手育成のこれまでの取り組みと東京2020以降の展望」と題して講演しました。

続いて、「地域に根付くアダプテッド・スポーツを広めよう」をテーマにしたシンポジウムが、植木学部長がコーディネーターを務めて開かれました。広島県インクルーシブフットボール連盟の坂光徹彦会長が「サッカーが、みんなとつながる架け橋になる」、日本卓球バレー連盟の堀川裕二副会長は「究極のユニバーサルスポーツ『卓球バレー』を世界へ!」、特定非営利活動法人「モンキーマジック」の小林幸一郎代表理事は「見えない壁は越えられる! 地域に広がる交流型クライミングイベント」と題してそれぞれ報告。活発な討議が繰り広げられました。

このほか、一般演題・口頭発表として様々な発表と質疑応答があり、学生ホールでは研究内容を発表するポスターが掲示され、参加者が見入っていました。

大阪体育大学で開かれた日本アダプテッド体育・スポーツ学会第24回大会

基調講演でパラリンピック選手育成の取り組みについて語る日本障がい者スポーツ協会の三上真二氏

シンポジウム「地域に根付くアダプテッド・スポーツを広めよう」でコーディネーターを務めた日本アダプテッド体育・スポーツ学会会長の植木章三・大阪体育大学教育学部長

 

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