4月2日、スターゲイトホテル関西エアポート国際会議場で、平成30年度大阪体育大学大学院および大阪体育大学入学式が行われました。
大学院博士後期課程1名、博士前期課程29名、体育学部555名、そして教育学部150名の一人ひとりの名前が読み上げられ、岩上学長から入学が許可されました。
続いて岩上安孝学長の式辞です。
「皆さん、入学おめでとうございます。本日より皆様の学び舎となります大阪体育大学は、[不断の努力により智、徳、体を修め社会に奉仕する]を建学の精神に掲げ、
前回の東京オリンピック翌年の1965年、体育スポーツに関する教育研究を主軸とし、関西初の体育大学として創設され、社会の要請に応える人材育成を目指し、
半世紀を超える歴史を歩んでまいりました。
院生の皆さん、試行錯誤を繰り返しながら、自らの研究課題を探求していくことになりますが、[針の穴から天を覗く]との戒めの言葉があります。
針の穴から空を見て、それを空の全体と考えてしまう自らの狭い見識を基準にして物事を判断せず、広くスポーツ科学研究領域との関連性や世界の研究動向など、
幅広い視野に立って、自らの研究を深めていくよう心がけていただきたいと思います。
学部生の皆さん、自らの可能性を広げ、高い目標に向かって、チャレンジしていくことと思いますが、技術や体力、精神面をいかに高めていくかの方法を知らずしては
良い成果を収めることはできません。より早く、より遠くへ、より効果的な動きを作っていく力学、生理学、心理学、栄養学など、さまざまなスポーツ科学分野の知識を吸収し、
実践に応用し、試行錯誤を繰り返しながら、自らの可能性を広げていく努力が求められてまいります。
大切なことは、失敗を恐れず前向きに進んでいこうとし、心のスイッチを、いつ、皆さまがオンにしていくかにかかっております。
冬季平昌大会で活躍したメダリストに共通する点を見ますと、研究熱心、負けず嫌い、あきらめない、苦しみに耐え、
そこからはい上がろうとする気力、そして感謝の気持ちなどが挙げられます。勇気をもって、今日から大学生活最初の一歩を踏み出していってください」とエールを送りました。
学校法人浪商学園野田賢治理事長からは、
「新入生の皆さんご入学おめでとうございます。ご家族の皆さま方、本日は誠におめでとうございます。
[不断の努力により智、徳、体を修め社会に奉仕する]これが建学の精神であります。
開学に当たり東京オリンピック強化本部長を務め、後に日本人初のオリンピック平和賞を受賞された大島鎌吉先生を副学長として、
東京オリンピックの国際スポーツ科学会議委員で後に日本体育学会会長に就任された加藤橘夫先生を学部長としてお迎えしました。
当時の体育スポーツ界の最先端におられお二人が、大阪体育大学の教育の源となっています。50年以上経った今も、その教えは全く色あせていません。
新入生の皆さん、ぜひ卒業までの間に大島鎌吉先生、加藤橘夫先生の足跡をたどっていただければと思います。二人の事を知れば知るほど、
大体大生になった誇りが増すと思います。ぜひ大体大生の自覚を持って、研究に学習にクラブ活動に日々研鑽をしていただきたいと思います。
そして、体育スポーツのフロンティアを目指していただきたいと思います」と挨拶がありました。
熊取町町長の藤原敏司様から、
「今年3月2日、熊取町と大阪体育大学DASHプロジェクトに関する協働協定を締結し、地域連携の中で運動スポーツを通じて、長く楽しく元気に暮らせる街づくりを
協働で推進する新たな一歩を踏み出しました。新入生の皆さん、学生生活がより充実したものとなるよう、まずは自身の健康を最優先し、将来スポーツや教育健康の分野で活躍されるとともに、知識、教育、豊かな人間力を身につけてください」と祝辞をいただきました。
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