大阪体育大学18期生卒業30年同窓会
その日は、透き通るような秋晴れだった。10月9日。大阪市中央区の「ホテルニューオータニ大阪」で、『大体大18期生 卒業30年同窓会』が開催された。3年ぶり6度目になるパーティには、全国津々浦々から男女計68人が参加して大盛況だった。
幹事を代表して、アメリカンフットボール部出身の関岡裕史氏が挨拶に立った。幹事の堀良隆氏(野球部)、廣岡祐美子氏(旧姓天野・体操部)、玉川久根氏(トランポリン部)、樋口幸代氏が紹介された後、サッカー部主将だった廣岡成典氏の発声で乾杯が行われた。
大阪府茨木市の学舎で過ごした1980年代後半は、漫才ブームが起き、アイドル新時代に突入、バブル経済の絶頂期で、ジャンルを問わずスポーツを通じて若者たちも流れに乗って、熱くなった世代だった。
現在、コンサートプロモーターで、キョードー代表取締役の関岡氏は「当時は毎日が楽しかった。同級生が活躍する姿に励まされ、自分の行動が励みにつながればと思う」となつかしんだ。
野球部出身でセントラルスポーツ営業副部長の源嶋司朗氏は「普段はまとまりがないようだが、なにかをやると決めたら1つになった覚えがある」と結束力を強調。ラグビー部出身の孫入実氏の愛息が野球部でプレーしているのをはじめ、参加者には子供が母校に在籍しているケースが多く話題は尽きなかった。
最後は全員で記念撮影に臨んだが、「卒業アルバム撮影のときに遅刻して載ってない」と振り返った幹事の玉川氏も、約30年ぶりにシャッターに収まった。最後は再会を誓ってお開きとなった。 (寺尾博和・野球部)