●握力は全身の筋力の大まかな把握に有効⇒総合的な筋力の指標=健康状態の指標
男性26kg未満・女性18kg未満☛認知症のリスクが2.1倍に
握力の低い人☛死亡率が1.67倍になる
●開眼片足立ち保持機能の低下=下肢筋力の低下=転倒要因(長く立っていられない=転倒をおこす可能性がある)
開眼で30秒以下、閉眼で30秒以内に3回以上足がつく=要注意
●歩行速度は日常生活、身体機能、健康度の自己評価と関連性が高い=生活機能の予測が可能
通常歩行速度の遅い人☛要支援・要介護状態になる危険度が高い
歩行速度が速い人☛死亡率が2.87倍下がる
●中年期に週2回以上運動する☛しない人と比べ、認知症発症率が50%、アルツハイマー病発症率も60%低い
このような研究結果が報告されているからです。しかし、スポーツというよりも「筋力トレーニング」「散歩」でよいのでは?
それでもよいですが・・・
◆認知症予防には、脳の機能低下や,それに伴う低活動状態による運動能力の低下を防ぎ,生活機能を維持することが重要
⇒社会参加(人との交流)、知的活動、音楽活動、脳トレ的レク活動の実践、運動の実践が効果的
◆健康長寿のためには、短い時間の積み重ねでよいので、毎日身体活動に取り組むことが望ましいとの報告もあります。
※「スポーツ」とは一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動のことです。
⇒スポーツは、人と交流できる・楽しい・考える必要がある。
そして「スポーツを楽しむため」に日々トレーニングにも取り組める
ですので、年長者にはスポーツをおススメしたいのです。
たとえば散歩 ⇒「ノルディックウォーキング」・「スロージョギング」・「水中ウォーキング」
※会話がはじまる・仲間ができる・仲間がいるから続けたくなる・運動効果が高まる