学生警察ボランティア「初出動」。「アカン!闇バイト」チラシなど配布~メディアでも紹介

 大阪体育大学と大阪府泉佐野警察署による安全・安心なまちづくりをめざす包括連携協定に基づいて誕生した学生警察ボランティアが11月14日、「初出動」しました。本学のキャンパスでお昼休み中の学生に、泉佐野警察署の署員らとともにチラシを配り、「闇バイト」への注意などを呼びかけました。
 活動の模様は複数のメディアも取材し、紙面などで紹介されました。
毎日新聞記事

ランパトTシャツ姿でチラシを配る警察ボランティア。胸には、「OSAKA RUNNING PATROL」

 
 連携協定は10月24日に締結されました。大阪府警が人的交流を目的に大学と連携協定を結ぶのは初めてで、今後、自主トレやジョギングを兼ねて街中をパトロールするランパト、SNS上の有害情報や犯罪情報を見つけて警察に情報提供する「サイバーパトロール」、防犯・交通マナーなど各種キャンペーン活動への参加が想定されています。
 「初出動」となる14日は警察ボランティアに登録した学生のうち8名が、泉佐野警察署から支給されたランパトTシャツを着て参加。泉佐野警察署生活安全課、交通課、地域課から5人、大阪府警本部少年課から2人の警察官も来学しました。学生ボランティアは泉佐野警察署生活安全課長の𠮷井一警部から訓示を受けた後、お昼休みに中央棟前広場や食堂などでチラシを配りました。

活動前に大阪府泉佐野警察署生活安全課長・𠮷井一警部(右端)から訓示を受ける警察ボランティア


 チラシは「アカン!闇バイトは犯罪です」などと書かれ、このほか、「凶悪な犯罪に加担しようとしている方へ」とあえて踏み込んだタイトルで警察庁が制作したユーチューブ動画のQRコードを載せたチラシも配られました。また、11月1日の道路交通法改正に伴い自転車のながらスマホ、酒気帯び運転に罰則が整備されたことを訴えたチラシ、21年前から熊取町で行方不明となっている吉川友梨さんの情報を呼びかけるポケットティッシュなども配られました。

食堂でも「アカン!闇バイト」チラシを配った


 活動に参加した体育学部3年の村上天基さん(硬式野球部)は「自分が将来めざしている大学職員は地域との関わりが大切になる仕事なので、警察ボランティアを通じてそういったことを勉強したい。闇バイトについて、普段ニュースを見ずによく知らない学生もいると思うので、この活動を通じてよく知ってもらいたい」と話していました。

警察官といっしょにチラシを配る警察ボランティア


ランパトTシャツの背中には「STOP!ATMでの携帯電話」