- 有吉 晃平 先生
- 大阪体育大学 スポーツ科学部
バドミントン部 監督
日本スポーツ協会公認 アスレティック
トレーナー
- 痛みを繰り返さないための体作りには、正しい動きをカラダに覚えさすことがとっても 重要なんだよ。
- 正しい動きですか?
- そう。例えばランニングをしていて膝に痛みがある場合、誤った接地の仕方や姿勢を脳が覚えてしまっているかもしれないね。正しい動きができていないと慢性的な怪我にもなりやすい。
- いつもどおりと思ってたけど、正しい動きができてなかったってことか・・・。
- 怪我した箇所を庇うような動きになっていたからな。
- 痛い場所に原因があるとも限らないんだよ。股関節や足関節がうまく使えなくても膝の痛みの原因になる。怪我をして誤った動きを覚えると、それを戻すエクササイズやトレーニングをすることが大切なんだよ。
- なるほど!
- うまくカラダを使えれば、怪我の予防にもなるしパフォーマンスの向上にもつながるんだよ。
繰り返す痛みは、からだの使い方が原因?
- 踏み出す動作(ランジ)の安定には、大腿前面の筋(太ももの前の筋肉)と大腿後面・殿部の筋(太ももの後ろ・おしり周りの筋肉)の両方でバランスよくコントロールしています。
例えば、正しい使い方を脳が理解しておらず、どちらか一方しか使えていない人は、過負荷による痛みの原因になります。そういう場合は、正しい動きを覚えないと、また再発するなど根本的な痛みの改善には繋がりません。
※本内容は一例です。痛みのある場合は自己判断せず、まずは医療機関を受診してください。
- なるほど、同じ動作でも違う筋肉を意識することも大切なんですね。
- そう、痛みの場所をケアするのではなく、「なぜそこが痛くなるか?」を見つけて改善する。それがうまくカラダを使う大事なポイントなんだよ。
- はい!ありがとうございます。
- まずは、自分のカラダの状態を知ることが大切だな!
- うまくカラダが使えているか挑戦してみよう。
ちょこっとTRY
片脚でのハーフスクワットを
やってみよう!
脚がまっすぐのまま、片脚スクワットできますか?
膝関節が内側に入ったり不安定な人は、股関節や足関節を上手く使えていない可能性があります。