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教員の専門分野等Faculty area of ​​expertise

博士後期課程・博士論文指導担当

  • 石川 昌紀教授

    ISHIKAWA Masaki
    • 学位

      博士（スポーツ科学）
      University of Jyväskylä

    • 学問分野

      バイオメカニクス

    • 研究領域

      競技スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    生体ダイナミクス、Stretch-Shortening Cycle、トレーニング、神経科学

    神経・筋メカニクスでは、力学や神経生理学、解剖学などの知識を活用して、スポーツ・身体運動のしくみや身体運動の可能性と限界について探求する。身体運動中の中枢・末梢神経の役割、ダイナミックな身体運動中の骨格筋と神経系の相互作用、トレーニング、疲労、発育発達・加齢に伴う神経筋機能の変化などをテーマとして取り上げていく。巧みな動きの習得方法の開発、運動指導やトレーニングの科学的支援、ケガの予防やリハビリテーション方法といった応用研究に結びつけてゆける力を養うことを目的とする。とくに、中枢神経系の制御プロセス、伸張反射を代表とする末梢神経系のフィードバック、そして腱の弾性を効果的に利用する身体運動の制御プロセスに関するメカニクスの解明に着目する。

  • 下河内 洋平教授

    SHIMOKOCHI Yohei
    • 学位

      博士（運動・スポーツ科学）
      University of North Carolina at Greensboro

    • 学問分野

      バイオメカニクス

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツ医学、スポーツ障害・外傷予防、トレーニング、アスレティックリハビリテーション

    急激な減速・加速動作を頻繁に行う球技などのスポーツでは、大きな負荷が選手の身体にかかりやすく、急性外傷や慢性障害が多く発生します。そのようなスポーツ選手の身体づくりにおいては、ただ単に力やパワー発揮能力の向上を図るだけでなく、スポーツ傷害を予防することが大きな課題となります。本研究室では、パフォーマンス向上とスポーツ傷害予防のための身体づくりの共通点と非共通点を明らかにすることを目標に、１）スポーツ傷害発生メカニズムの解明、２）スポーツ傷害の予防方法の開発や予防メカニズムの解明、３）力・パワー発揮能力およびその向上に影響を与える要因の解明、４）スポーツ傷害を予防し、且つ、パフォーマンス向上につながる合理的な動作や神経筋制御様式の解明などを、テーマとして研究活動を行っています。（研究室ホームページ：https://www.shimokochi.jp/）

  • 土屋 裕睦教授

    TSUCHIYA Hironobu
    • 学位

      博士（体育科学）　筑波大学

    • 学問分野

      スポーツ心理学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    スポーツカウンセリング、メンタルトレーニング、競技力向上、チームビルディング、実力発揮、ストレスマネジメント

    「スポーツカウンセリング論特講」では、アスリートに対する心理調査や、実際のスポーツカウンセリング事例を検討しながら、理論構築、技法開発等にかかわる実践的な調査研究を行う。また、スポーツカウンセリングにおいて用いられる面接技法やメンタルトレーニング技法、チームビルディングの技法を習得するために、スーパービジョンを伴う現場実習を行う。このように、統計的手法を中心としたスポーツ科学の調査研究と事例研究を中心とした臨床スポーツ心理学的研究に取り組みながら、スポーツカウンセリングの専門家（Scientist-practitioner）としての資質を高める。博士の学位取得と同時にスポーツ心理学会認定「スポーツメンタルトレーニング指導士」資格の取得を目指す。

  • 徳山 友教授

    TOKUYAMA Tomo
    • 学位

      博士（Sport Administration） University of Louisville

    • 学問分野

      スポーツマネジメント

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ、
      レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    スポーツビジネスマネジメント、スポーツ消費者行動、マーケットセグメンテーション

    スポーツを産業としてとらえる際に必要な視点として「スポーツを商品として考える」がある。つまり、商品であるスポーツを消費する「スポーツ消費者」の理解は不可欠となる。多様化する消費者のニーズや特性を把握したうえで（スポーツ消費者行動）、潜在マーケットの分析をもとに顧客グループを細分化し（セグメンテーション）、的確なターゲット顧客の選定（ターゲティング）がスポーツにおいてもビジネスの成功に大きく影響する。この一連のプロセスはマーケティング全体の基礎部分であり、後に続くマーケティングプラン立案の指標となることから重要なプロセスである。したがって、本研究室ではビジネスの視点でスポーツをとらえ、これらのプロセス（スポーツ消費者行動・セグメンテーション・ターゲティング）を研究のテーマとし、理論と実践をもとに研究を進めていく。

  • 冨山 浩三教授

    TOMIYAMA Kozo
    • 学位

      博士（スポーツ科学）　大阪体育大学

    • 学問分野

      スポーツマネジメント

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    スポーツマネジメント、スポーツ行動、スポーツプロモーション

    　人々のスポーツへの参画がもたらす効果は、健康作りやストレス解消といった個 人的な効果から、現代社会が抱える諸問題の解決に向けた社会的効果へと広がり を見せている。スポーツマネジメント研究室では、スポーツ消費者による「する」「見 る」「支える」といったスポーツ消費行動について、マネジメントの視点から分析 を行う一方、プロスポーツチームの地域密着戦略や地域活性化のツールとして注目 を集めているスポーツと地域、スポーツと都市の関係、スポーツツーリズムについ て研究を行う。スポーツまちづくりやスポーツ推進は、スポーツ政策とも深く関わっ ており、スポーツ基本法とスポーツ基本計画なども研究テーマとなる。

  • 橋本 祐介教授

    HASHIMOTO Yusuke
    • 学位

      博士（医学）　 大阪市立大学

    • 学問分野

      スポーツ医学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツ医学、スポーツ整形外科、靱帯、軟骨、半月板損傷

    　スポーツ現場で多く発生するスポーツ外傷・障害は選手生命を左右することもあり、適切な診断、治療と正確なスポーツ復帰への道筋を立てることが重要です。よって、スポーツ外傷・障害のメカニズムを理解し、その治療選択の意味を踏まえて、治療後の後療法の計画をする必要があります。また医療が終了した後のスポーツ現場復帰するためのプランを立てていく必要があります。当研究室では、様々な臨床症例を詳細に検討し、現在行われている手術、保存治療方法の問題点を抽出します。その過程で得られた知見を基に新たな治療、トレーニング、評価方法を開発し、その効果を検証していきます。もう一つの観点としてスポーツはアスリートだけのものではなく、健康増進、健康寿命延伸のために大切な要素です。膝痛があるとスポーツが出来なくなり、大きな障害となります。当研究室では膝軟骨損傷、変形性膝関節症に対して詳細な画像診断、血清学的検査などを用いて日常生活活動度との関連を調べ、個々の最適な運動を検索する研究をしています。

  • 浜田 拓教授

    HAMADA Taku
    • 学位

      博士（人間・環境学）　京都大学

    • 学問分野

      スポーツ生理学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    運動、トレーニング、骨格筋・脳、糖・脂質・乳酸代謝、ミトコンドリア、遺伝子、栄養

    主な研究テーマは運動による骨絡筋と脳のエネルギ一代謝適応効果である。運動生化学特講では、一回の急性運動による生体の迅速な代謝適応や慢性的な身体トレーニングによる代謝適応の効果とその機序に関する研究に着目し、生理・生化学的ならびに分子生物学的手法を用いて解明していく。特に、骨格筋と脳は、体内最大のエネルギー消費の主要な標的臓器であり、骨格筋や脳における代謝機能の不全は、生活習慣病の発症や認知機能の低下に関連する。そのため、本特講では骨格筋と脳に着目して、研究テーマを決定していく。ヒ卜から動物実験までを対象として、運動が生体のエネルギー代謝機能を高める効果とその機序を中心に分子レベルで検証していくことで、生活習慣病や認知症の予防、中高齢者の健康増進における運動プログラムの開発に繋げていく。

  • 平川 武仁教授

    HIRAKAWA Takehito
    • 学位

      博士（体育科学）　筑波大学

    • 学問分野

      スポーツ心理学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    知覚運動制御、運動学習、非線形力学系理論、計算理論、視覚情報処理、状況判断

    スポーツでプレーするとき、選手は主に視覚、聴覚、運動感覚を頼りにして、身体を合目的に制御する。特に、熟練選手は、日頃の努力によって、プレー時の合目的な動作や視線行動を獲得する。さらに彼らは、他の熟練者との動作の違いや対戦相手の動作・行動を見抜く、眼のつけどころが優れている。これは熟練者が合理的・経済的な運動制御と眼球運動を獲得し、プレーに必要とされる身体運動を理解していることを示している。スポーツ心理学の中でも知覚運動制御に関する研究は、未熟練者と熟練者の眼球運動や巧みな動作の違い、そして心理的な異同を検討する。また運動学習の研究は、巧みさを獲得する過程と、獲得過程に伴う心理的な変容過程を実証的に検討する。担当する授業や本研究室の取り組みでは、上記のスポーツ選手だけでなく、幼年から高齢者までの発達差や学校体育での運動習得なども幅広く研究の対象とし、スポーツ現場から実験室測定まで様々な環境で、非線形力学系理論（力学系アプローチ）と計算理論（計算論的アプローチ）に依拠して、人間の運動を検討していく。

  • 前島 悦子教授

    MAESHIMA Etsuko
    • 学位

      博士（医学）　和歌山県立医科大学

    • 学問分野

      スポーツ医学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    スポーツ医学、中高齢者、生活習慣病、運動療法

    「スポーツ医学」領域は、競技スポーツだけでなく、健康維持、増進のための健康スポーツや疾病の予防・治療のための運動療法などを含む。このスポーツ医学領域の中でも、スポーツをする際や指導する際に重要な内科学領域の医学的知識全般を学ぶ。得られた知識を基に、子どもや女性、中高齢者などを対象に、体力の維持、増進を目的とした運動指導を実践し、その中から、問題点や疑問点を明らかにする。この問題点や疑問点の中から学生が研究テーマを決定し、その課題に取り組み、論文を作成する。この一連の学習過程を通して、社会の様々なニーズに応えられる指導者を育成する。

※（後・講）教員は、博士後期課程・講義も
担当します（以下省略）

博士前期課程・修士論文指導担当

  • 足立 哲司教授

    ADACHI Tetsuji
    • 学位

      修士（体育学）　大阪体育大学

    • 学問分野

      スポーツ生理学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    乳酸、脂肪酸化、マラソン、体力トレーニング

    ①エリート中長距離・マラソンランナーの生理学的プロフィール（VO₂max、vVO₂max、LT、OBLA、Running Economy、%Fat など）と競技パフォーマンスとの関連を調べ、効果的なトレーニング法、記録の限界などについて討論する。また市民ランナーの競技レベルを正確に把握する指標について、乳酸尺度に加えて、フィールドテストなどから記録を予測する方法を議論する。②生活習慣病の予防・改善のために運動が果たす役割は大きい。そこで運動による糖質、脂質の利用割合を間接熱量法を用いて明らかにし、効果的な脂肪燃焼法について検討する。その方法として、脂肪酸化量の変化を運動条件（種類・強度・時間）、環境条件（気温・湿度・酸素濃度）、サプリメントの種類、各種トレーニング方法などから探求する。

  • 伊原 久美子教授

    IHARA Kumiko
    • 学位

      修士（体育科学）　筑波大学

    • 学問分野

      スポーツマネジメント、
      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    野外教育、冒険教育

    自然の特性を活用した野外教育は、本質的に多くの冒険的要素が含まれている。冒険教育とは、その要素を特に活用したものであり、特定の教育目標をもち、体験学習として組織的に行われる活動を指す。冒険教育は自分を大きく成長させるために意図的に困難に立ち向かう企てであり、それは現代の文明社会では育成しにくくなったものを育てる機会を提供する。高所を活用した、登山、ロッククライミング、ハングライダー、水中を活用したスクーバダイビング、カヤック、ヨット航海、ウィンドサーフィン、雪上や氷上を活用したスキー、スケート、雪山登山などは、自然環境や自然現象が生み出すリスクと向き合う機会を与え、心理的、社会的、教育的、身体的な効果が得られると考えられている。近年では、これらの活動は、新入社員研修やスポーツチームのチームビルディングなどの組織づくりにも活用されている。「冒険教育特論」では、冒険教育の歴史や効果、指導法、マネジメントを理解し、冒険教育の開発、実践を通してその効果を検討する。

  • 植木 章三教授

    UEKI Shouzoh
    • 学位

      博士（医学）　愛媛大学

    • 学問分野

      アダプテッド・スポーツ

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    アダプテッド・スポーツ、障がい者、高齢者、フレイル予防、介護予防、自主活動支援

    アダプテッド・スポーツは、従来から知られている障がい者スポーツに留まらず、高齢者のスポーツや介護予防のための運動、特別支援学校等における体育活動など、運動やスポーツを実施する際に何らかの配慮が必要な人々に対応するべく、用具やルール等を工夫したスポーツの総称である。パラスポーツのように競技性の高いものから、高齢者が行う体操やレクリエーションなど、対象者の特性や目的によって行われる、様々なスポーツや運動が該当する。実施する対象者の特性を理解した上で、体を動かす楽しさや効果が最大限得られるように、新たな用具やルールを創造することにより、今後も新しいアダプテッド・スポーツの提案が求められている。そのためには、アダプテッド・スポーツの普及の支援方法や効果を評価する方法の開発などに関する研究を通じて、多くの人々にアダプテッド・スポーツを提供し、その恩恵を享受してもらうための方策を、多方面から検討する必要がある。具体的な研究方法としては、質問紙による調査や実験室、フィールドでの測定で得られたデータによる量的研究に加え、半構造化面接やグループインタビューで得られたデータによる質的研究を用いた混合研究法を活用していく。

  • 尾関 一将教授

    OZEKI Kazumasa
    • 学位

      修士（体育学）　中京大学

    • 学問分野

      バイオメカニクス、教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      競技スポーツ

    研究指導内容キーワード

    競泳競技、スポーツバイオメカニクス、コーチング

    スポーツ指導は様々な科学的知見に基づいて行う必要がある。その中でもスポーツにおける運動は力学的法則が関与しているため、技術指導やトレーニング指導を効果的に行うためには運動や力の働キーワードきを理解することが重要である。経験豊かなコーチの観察眼はスポーツにおける運動を即時的・直感的に問題点を見抜くことができるが、そのような観察眼はすぐに体得できるものではなく、客観的な評価も難しい。スポーツバイオメカニクスではVTR や各種のバイオメカニクス的計測手法を用いてスポーツの運動を決定する様々な要因を定量化し、客観的に評価することが出来る。このようなバイオメカニクス的計測手法は手間はかかるものの、スポーツにおける運動を客観的に評価する大きな手助けとなる。本研究室ではコーチもしくはコーチを助ける科学者として得るべきバイオメカニクス的知見や計測方法を学び、実践する力を得ることを目標とする。

  • 神﨑 浩教授

    KANZAKI Hiroshi
    • 学位

      体育学修士 筑波大学

    • 学問分野

      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    武道教育論、技術論、上達論、剣道

    武道は日本の伝統的な運動文化であり、時代とともに醸成され、また分化して今日に至っている。その伝統性の継承はいつの時代においても指導者、実践者に課せられた使命であり、このことを科学的な視点で客観化させなければならない時代になってきた。そのためには武道思想の幅広い理解と各種武道に共通した身体論の理解と究明が求められる。特に現代における武道実践者の上達論はもとより、学校における武道教育のあり方を幅広い視点で論じていく必要がある。また武道の持つ多面的特性が今日の社会においてどのような立場に立ち、どの方向に行こうとしているのかを探り、そのことへの論評を展開したい。

  • 貴嶋 孝太准教授

    KIJIMA Kota
    • 学位

      修士（スポーツ科学）　大阪体育大学

    • 学問分野

      バイオメカニクス

    • 研究領域

      競技スポーツ、学校体育、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツ技術、動作解析、トレーニング、コーチング

    種々のスポーツ分野やスポーツ場面、教育現場における指導には対象者や指導者が持つ経験や勘に加えて、科学的研究により得られた客観的な情報が役に立つことがある。科学的・客観的な事実の理解は指導者の説明力を助け、選手の自主性・積極性を促すことにつながると考える。それら、科学的な知見を基にした指導法や教育内容を創造するために、科学的手法を用いて、ヒトの身体運動やスポーツの技術、体力などを理解することに努める。ここでは、主にバイオメカニクス（力学や解剖学、生理学などの既存の学問を応用しながらヒトや動物の運動のしくみを調べる学問）の観点から、競技スポーツに焦点を当て、合理的なスポーツ技術の理解と解明、スポーツ用具の開発や改善、ヒトの発育発達や加齢に伴う運動技術の変化、合理的なトレーニング法の提案や検証など、競技スポーツのパフォーマンス向上に関する課題について取り組む。具体的には、歩・走・跳・投・打・漕などヒトの基本的な運動の技術構造やその意味などについて調査・検討する。その後、種々のスポーツ種目についてバイオメカニクス的に理解を深め、根拠（客観性）を持つ練習法やトレーニング内容を提案することを目指す。

  • 小菅 萌准教授

    KOSUGA Moe
    • 学位

      博士（Kinesiology）Michigan State University

    • 学問分野

      スポーツ心理学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ

    研究指導内容キーワード

    リーダーシップ、コーチング、チーム、自己効力感、メンタルトレーニング

    スポーツチームが目標を達成するには、効果的なリーダーシップが必須である。本研究室では、スポーツチームにおけるリーダーシップ（主に監督・コーチ、選手のリーダー）を主軸に研究活動をしている。リーダーシップとは、特定の個人が集団に影響を与えるプロセスを指す。「良いリーダーとは？」「良いリーダーになるには？」といった課題について量的・質的に探求し、スポーツ現場に活かせる研究成果をあげることを目標としている。またリーダーシップに大きく関わる要因でもある、選手個人、選手のリーダー、監督・コーチ、そしてチームの効力感（自信) についても研究を続けている。また、個人やチームへのメンタルトレーニングについても検討を行い、自身でも理論や研究結果を実践で活かすことを目標にする。（研究室ブログ http://moemachida.com)

  • 小林 博隆准教授

    KOBAYASHI Hirotaka
    • 学位

      修士（教育学）　北海道教育大学

    • 学問分野

      保健・体育科教育学

    • 研究領域

      学校体育

    研究指導内容キーワード

    体育科教育、授業づくり、体力・運動能力、身体活動量

    保健体育教師になるためには、体育（保健）の科学的知識を学び、それらの知識を実践の場面で効果的に発揮できる能力を身につける必要がある。「保健体育科教育学特論」では、体育授業を中心とする体育実践の改善を目的として行われる研究分野である体育科教育学を軸に学ぶことになる。特に近隣の小学校・中学校などと連携したフィールドワークを通して、「よい体育授業」とはどのような授業であるのか、「よい体育授業」を実現するための諸条件（授業づくり、教材、教具づくり、教師行動など）の理解を深めていく。なかでも、子どもの運動習慣の確立や体力・運動能力向上に向けた体つくり運動の授業づくりを中心に展開している。なお、研究室の取り組みは、YouTube「大阪体育大学小林研究室」にて確認できる。

  • 近藤 衣美講師

    KONDO Emi
    • 学位

      博士（スポーツ科学）　大阪体育大学

    • 学問分野

      スポーツ栄養学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    体重管理、身体組成、エネルギーバランス、健康、体力

    栄養はヒトが生きていくうえで欠かせない営みの一つである。運動・スポーツを初めとする身体活動もまた、ヒトの心身の健康に有益である。しかし、人々の生活スタイルは様々であり、生活環境、身体活動量、食に対する考え方に合わせた栄養摂取が求められている。スポーツ栄養学では、個々の対象者が健康的に体力を身につけ、生活の質を向上させるために最適な栄養摂取を考える力を身につける。特に、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスは肥満ややせの問題に直結し、スポーツ選手の体づくりの基本にもなる要素である。このエネルギーバランスにより様々な代謝適応が起こるが、その全容は明らかとなっていない。このエネルギーバランスと代謝適応を中心とした様々な生理機能に着目し、人々の健康や暮らしを良くすることを目指す研究に取り組む。

  • 白井 麻子教授

    SHIRAI Asako
    • 学位

      博士（健康学）　関西大学

    • 学問分野

      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      スポーツ文化、健康スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    舞踊教育学、身体表現学、コミュニティダンス

    ①スポーツ観戦やダンス鑑賞において、観客は「身体」を見る。素晴らしい結果やストーリーを味わう以上に、そこに存在する「身体」に魅力がある。よい試合結果を生み出すアスリートは、スポーツ種目に特化し鍛えられた身体をもち、ダンサーは、多様な質・感情を表現できる身体をもつ。これらの身体表現を認識し、パフォーマンスや指導力、教育力向上の課題に取り組む。②身体や動きのイメージを分析し、解釈することで、より明確な表現内容を把握することができる。多様化する身体イメージから、コミュニケートする身体を心理学的、舞踊学的な視点で分析することで、身体表現の社会的な役割やその効果を検討する。③教育、認知症予防、地域活性化、文化振興において、ダンスの持っている力を人・地域社会で活かすコミュニティダンス事業の実践及び効果を検討する。

  • 菅生 貴之教授

    SUGO Takayuki
    • 学位

      修士（教育学）　日本大学

    • 学問分野

      スポーツ心理学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツカウンセリング、自律訓練法、精神神経内分泌免疫学（PNEI）、心拍変動解析

    スポーツ競技において実力を発揮するためには、技術的、体力的側面とともに、心理的側面が重要である。スポーツ心理学では、競技者がピークパフォーマンスを発揮するための心理的な条件や準備、試合場面での対処などを主要な研究対象としている。「臨床スポーツ心理学特論」においては、そうした競技者の心理的側面に対して、どのような支援をすることができるかを検討していくことをテーマとしている。スポーツ選手への心理的支援の主要概念であるスポーツメンタルトレーニングとスポーツカウンセリングについて理解を深め、実践家としてどのような支援を行うかについて検討していく。また、そうした心理的支援の方法論に関しては、いまだ科学的に効果が実証されたものは少ない。そこで、研究対象としてはそれぞれの心理的技法の効果を判定するために、質問紙や生理・生化学的指標（PNEI）などを用いて正確なアセスメントが可能となるように検討していく。

  • 曽根 純也教授

    SONE Junya
    • 学位

      修士（体育学）　筑波大学

    • 学問分野

      スポーツ史・哲学、
      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      競技スポーツ

    研究指導内容キーワード

    発生学的運動学、現象学、価値創造

    現象学と深い関わりがある運動学では、運動を通して人間を見つめる学問であると言えます。運動学は人間の主観や内面に注目する哲学であり、平均値から逸脱したものへの支援や、データに現れない感情の機微を捉えることを目指しています。「この指導には価値があるのか」「この指導にどのような意味づけと価値づけがなされるのか」など運動学の研究においては、真実よりも価値を追究する機会が多々あります。物事を問うことで新しい価値を発見し、創造する。それが、運動学研究の魅力であると考えています。運動学特論を受講する大学院生の中には、コーチングに携わっている方もいらっしゃいます。授業では、現場で生じた課題を発表してもらい、運動学を用いた解決法を考察していきます。また、他分野を専門とする大学院生には、異なる視点からの可能性を提案してくれています。受講生の皆さんにには、運動学を学ぶことで、新しい価値を創造する力をつけていただければと思います。

  • 髙本 恵美教授

    TAKAMOTO Megumi
    • 学位

      博士（体育科学）　筑波大学

    • 学問分野

      バイオメカニクス、
      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      競技スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    運動能力・動作、発育発達、トレーニング

    ①ヒトの運動・スポーツの基本となる走・跳・投運動を中心に、それらの能力・動作の発達過程について検討する。また、これらの能力・動作を高めるための効果的な学習教材を開発し、実践を通してその効果を検討する。②競技スポーツ（特に陸上競技）のパフォーマンス向上に関わる課題について検討し、効果的・合理的なトレーニング方法について検証する。①、②はともに、基礎的な理論を理解した上で、実践を通して効果の検証を行うことを目標とする。

  • 竹内 亮教授

    TAKEUCHI Ryo
    • 学位

      博士（学術）　広島大学

    • 学問分野

      アダプテッド・スポーツ

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康スポーツ、学校体育、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    リハビリテーション、運動療法、アダプテッド・スポーツ、体力測定評価

    特別な配慮を要する対象者（幼児から高齢者まで多岐にわたる）への運動療法、さらには社会参加の促進、生活の質（QOL）の向上を含めた、包括的リハビリテーションに関する研究を行っている。また、学習指導要領（保健体育）の「傷害の防止及び健康な生活と疾病の予防」の内容に基づいて、生活習慣病（メタボリックシンドローム等）や運動器の障がい・外傷等の「予防」を目的とした身体活動に関する研究も行う。さらには、地域で活動をする障がい者スポーツ実施者に対する支援ニーズの高まりを受けて、パラ陸上選手（投擲）を対象としたトレーニング指導に関する研究にも着手した。研究手法として、身体機能（形態、体力等）や移動能力の測定、質問紙調査などを実施し、主に量的データを用いて分析を行った結果を、学会発表で公表するとともに論文としてまとめる。リハビリテーション特論では、従来の治療的役割に加え、予防的役割、ターミナル的役割といった多様なリハビリテーションの位置づけを理解するとともに、身体・心理・社会面を含めた包括的なリハビリテーションの基礎を習得することを目指す。

  • 手塚 洋介教授

    TEZUKA Yosuke
    • 学位

      博士（心理学）　同志社大学

    • 学問分野

      スポーツ心理学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康 スポーツ、学校体育、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    感情、ストレス、実験心理学、スポーツ精神生理学

    感情（emotion）は、外へ（e-）の運動（motion）という語源が示すよう、スポーツ（および運動や他の身体活動）の実施と密に関連する心理的現象である。スポーツ心理学において感情は、実に多様な観点から研究されている。たとえば、競技スポーツにおける“緊張・あがり”とピークパフォーマンスとの関連性、健康スポーツの継続因としての“ポジティブ感情”の機能、スポーツ観戦における“感動”など枚挙にいとまがない。最近では、心理学の基礎的知見を参照し、スポーツ実施者の感情表出を探ろうといった研究も行われつつある。本研究室では、感情スポーツ心理学という枠組みのもと、種々の心理学的手法を駆使して感情の機能や役割を検討し、スポーツと感情にまつわる諸現象の体系化を目指している。

  • 中房 敏朗教授

    NAKAFUSA Toshiro
    • 学位

      教育学修士 　奈良教育大学

    • 学問分野

      スポーツ史・哲学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    イギリス・スポーツ史、スポーツ技術史、スポーツ用具史、大阪のスポーツ史

    人文学の常として、研究室単位で特定の研究テーマを設定することはない。関連資料の存否や資料へのアクセスの可否によって研究の進展が左右されるが、基本的には各人の好奇心や興味関心に即したテーマ設定を尊重する。その上で、自ら発掘した文献資料を手掛かりとして、研究課題の解明を目指す。その際、いかなる分野であれ、他者の多様な観点から批判、反論、意見、助言等を自らの研究にフィードバックさせることが重要である。その意味では古代ギリシア以来の知的ダイアローグの伝統を継承したいと思う。私自身はイギリスのフットボール史研究を出発点としているが、1980 年代の「社会史」の洗礼を受けた世代なので、スポーツそのものの歴史と同時に、スポーツを成立させる（あるいは成立させない）時々の社会の動きに強い関心がある。

  • 中山 健教授

    NAKAYAMA Takeshi
    • 学位

      博士（スポーツ科学）　中京大学

    • 学問分野

      スポーツ社会学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、健康 スポーツ、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    中高齢者、身体活動実施、人的支援、行動変容、社会関係資本

    中高齢年代層における身体活動（スポーツ）実施者の増加にかかわる他者からの働きかけに関する研究を事例として、スポーツ行動モデルの理論化について研究を行なう。この研究事例は、中高齢年代層における身体活動実施者の増加が我が国における国民医療費の抑制に資するという社会構造を安定的に維持する機能主義的な立場に繋がる。そのため、中高齢年代層における多様な身体活動実践を捉えることができないという他理論からの批判を受けることになる。しかしながら、健康志向の身体活動実施者から競技志向でのスポーツ活動実施者へと変容を遂げる中高齢者も報告されている。したがって、機能主義的な立場から社会構造のダイナミックな変容、すなわちスポーツ文化の変容に寄与できるのではないかと考え、この視点から研究を進めたいと思う。

  • 浜上 洋平准教授

    HAMAGAMI Yohei
    • 学位

      修士（体育学）　 筑波大学

    • 学問分野

      保健・体育科教育学

    • 研究領域

      学校体育

    研究指導内容キーワード

    体育教師教育（PETE）、体育授業づくり、水泳の教材論

    体育授業は子どもたちを生涯スポーツへいざなう架け橋となる。しかし、現状はすべての学校で“よい”体育授業が行われているとは言い難い。体育科教育学は体育学と一般教育学との間で成立する専門分科学であり、とりわけ「体育授業をより良くしていくこと」を基本的なコンセプトとしている。体育授業づくり特論では、その中でも体育のカリキュラム論および学習指導論を基盤とした体育授業づくりや運動指導に関わる科学的知見について学修することを主目的に据える。具体的には、現代社会における体育の存在意義を考察するとともに、体育授業で扱われる全8 領域の授業を構成する上で必要な教材化の視点について具体例を用いながら整理を図ることで、体育授業をはじめとする運動指導全般に通ずる実践的指導力を向上させることを目標とする。

  • 原田 宗彦教授

    HARADA Munehiko
    • 学位

      博士（Ph.D.） Pennsylvania
      State University

    • 学問分野

      スポーツマネジメント

    • 研究領域

      スポーツ文化、健康スポーツ、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    スポーツ地方創生・スポーツ地域マネジメント・スポーツまちづくり

    スポーツにおけるビジネス化と複合化は、スポーツ産業をドラスティックに進化させた。その後、政府はスポーツ産業の発展を日本再興戦略の柱のひとつに据えた。このような動きは、スポーツに大きなパラダイムシフトをもたらし、新しいスポーツ地域マネジメントの考えを浸透させた。さらに第3期スポーツ基本計画（2022-2027）では、「スポーツ・健康まちづくり」という、スポーツツーリズムを触媒とした新しい政策展開を起動させた。よって研究指導においては、スポーツビジネスの全体像の把握と科学的理解を進めるとともに、①マクロ的視点として「スポーツと地方創生」「公民連携による施設マネジメント」「スポーツ健康まちづくり」など政策立案に関わるテーマ、②メゾ的視点として「チーム・リーグマネジメント」といったプロスポーツのマネジメントに関わるテーマ、そして③ミクロ的視点として「スポーツ消費者の行動学的分析」「スポーツマーケティング」といったテーマを対象にするとともに、様々な視角からスポーツビジネスとマネジメントに関するリサーチクエッションを探索し、最適な研究方法を用いて解を導くというアプローチを用いる。

  • 藤原 敏行教授

    FUJIHARA Toshiyuki
    • 学位

      博士（Physical Education & Recreation）
      University of Alberta

    • 学問分野

      バイオメカニクス、教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      競技スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツバイオメカニクス、動作分析、運動 技術分析、コーチング、体操競技・器械運動

    身体運動をバイオメカニクス的に分析し、評価することは、その運動の力学的構造や技術を客観的に理解する上で有益である。優れたスポーツ選手の動作にもさらなる改善の余地があり、未熟な動作の中にも本質的に優れた動きが存在する可能性がある。言い換えれば、優れた動作がなぜ優れているのか、逆に未熟な動作の欠点は何かを理解することが重要である。人は自身の身体の動きを、各感覚器官が知覚した情報と経験に基づいて「動きの感じ」として捉えており、時には錯覚や誤解が生じたり、個人間で大きな差異が生じたりする。科学的手法や思考法の習得は、感覚的・経験的な思考のみに頼らず、また科学という語に振り回されずに、より信頼性および妥当性の高い情報を見極める助けとなる。本研究室では主観と客観の境界を超えて、スポーツ動作に関わる実践的な知の発見、創造、蓄積、活用、そして伝承について探求していく。特に、専門種目である体操競技・器械運動においては、バイオメカニクス領域に限らず、コーチングを含む幅広い視点から、より深く研究する。

  • 藤本 淳也教授

    FUJIMOTO Junya
    • 学位

      体育学修士 鹿屋体育大学

    • 学問分野

      スポーツマネジメント

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ、レジャー・レクリエーション

    研究指導内容キーワード

    スポーツビジネス、スポーツ消費者行動、スポーツスポンサーシップ、チームブランディング、プロスポーツ、スポーツ振興

    スポーツマーケティングは、スポーツ消費者の視点を軸としたスポーツの価値創造の理論と実践であり、その適応領域はプロスポーツ組織から地域スポーツクラブまで、また、するスポーツからみるスポーツまで幅広い。「スポーツマーケティング論特論」では、スポーツマーケティング理論の理解、リサーチ力の向上、マーケティングプラン立案力の向上を目指す。具体的には、消費者の特性を一般製品・サービス・消費者との比較において、理論的に理解する。また、関連文献のレビューとディスカッション、スポーツビジネス界の情報収集を通してリサーチ力を高める。そして、これらを活かしてスポーツマーケティングプランを学び、スポーツビジネス界におけるマーケティング戦略企画力の向上を図る。

  • 三島 隆章教授

    MISHIMA Takaaki
    • 学位

      博士（学術）　 広島大学

    • 学問分野

      スポーツ生理学

    • 研究領域

      競技スポーツ、健康スポーツ

    研究指導内容キーワード

    スポーツ、運動、骨格筋、筋疲労

    最大努力で筋収縮を反復して行うと、発揮張力が漸減する現象を一般的に筋疲労と呼ぶ。スポーツや運動等を継続して行う場合においても、パフォーマンスは徐々に低下し、やがてスポーツや運動自体を行うことが困難となるが、スポーツや運動を継続して行うとともに生じるパフォーマンスの低下の要因のひとつに筋疲労が関与していると考えられている。特にスポーツ競技を行う場合、筋疲労が競技成績に影響を及ぼす可能性が高いことから、筋疲労について理解することはたいへん有意義なことである。そこで研究テーマとして筋疲労について着目して、ヒトから実験動物までを対象に、特に筋疲労と骨格筋機能との関連性等について検証を進めていくこととする。

  • 宮地 弘太郎教授

    MIYACHI Kotaro
    • 学位

      修士（体育科学）　 日本体育大学

    • 学問分野

      教授学（指導方法学）

    • 研究領域

      競技スポーツ

    研究指導内容キーワード

    テニス、球技、ゲームパフォーマンス

    コーチの由来は、ハンガリーのKocs という場所で、最初に作られた『屋根付きの馬車』kocsiに由来し、馬車が人を目的地まで運ぶことから、『コーチング』を受ける人＝クライアントを目標達成に導くことが本質である。また、コーチング学は、現場で起きている実践経験を帰納的に抽出し理論を一般化する領域である。本講義において球技（ネット型、ゴール型、ベースボール型）に焦点をあて、ゲームのパフォーマンスを、ソフト（SPORTSCODE,GAMEBREAKER) 等を用いて定量化する方法論を学習する。更には、球技パフォーマンス（特に実践現場）には数多くの要因が複雑に絡んでおり、量的にフィードバックするには困難である側面もある。したがって、質的な分析法（学習者の動きを改善するために用いる分析法）（運動の質に関する主観的判断）（運動の専門家の意見）を一般的、普遍的法則を用いてからのアプローチの手法も学習する。

  • 森田 啓教授

    MORITA Hiraku
    • 学位

      博士（体育科学）　 筑波大学

    • 学問分野

      スポーツ史・哲学

    • 研究領域

      スポーツ文化、競技スポーツ、学校体育

    研究指導内容キーワード

    スポーツ哲学、体育哲学、スポーツ教育学

    体育・スポーツで生じるさまざまな問題を根本から理解し、現状を批判的に認識し、これからの体育・スポーツをどうすればよいか、どうすればよりよくなるかを考察します。日常世界が変われば体育・スポーツも変わります。新自由主義による格差拡大は身体活動経験にも大きな格差をもたらしています。体育においては二極化を前提に取り組む必要があります。目標・内容・評価をどうすべきか。スポーツを用いた教育、特に道徳性の育成は可能か。運動部活動をどうすべきかなど。スポーツにおいても差別、暴力、不正行為、勝利の追求とフェアプレイ、ドーピング問題など多くの課題が山積しています。スポーツと日常世界は密接に関係しています。体育・スポーツを哲学的に考察することは、人種、障害、性、セクシャリティなどに関する平等・公平性などの概念について、新しい理解や視点を得るのに役立つ可能性があります。さらに私たち人間、そして世の中（社会）の理解に役立つ可能性があります。

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